「Googleアドセンス」の導入には、「このサイトは、Googleの広告を貼るのにふさわしいサイトなのかどうか」を判断するために必要な「審査」があります。
実は、この審査のハードルが年々厳しくなっており、自信を持って申請しても審査に落ちてしまう方も少なくないようです。
ブログの収益化に必須のツールである「Googleアドセンス」。
ブログを始めたばかりで、これから「Googleアドセンス」の導入を考えている方にとっては憧れの存在であり、
申請に何度も挑戦して、落ちてしまっている人にとっては「難関」のような存在なのではないでしょうか。
そこで、本記事ではこのようなことを解説します。
- そもそも、Googleアドセンスとはなんなのか
- 審査手順
- 審査に落ちる原因・対策
- 申請にあたって確認したい
本記事は、このような悩みをお持ちの方におすすめです。
- これから「Googleアドセンス」の申請をしようと思っている方
- 申請にあたって何から準備したら良いか分からない方
- 審査に何度も落ちてしまっている方
- 落ちる原因を知り、再チャレンジしたい方
Googleアドセンスの導入を検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてくださいね!
Googleアドセンスとは?
Google AdSense(Google アドセンス)とは、Googleが提供している”コンテンツ連動型広告配信サービス”のことです。
つまり、「クリック型広告」のことです。
自身のサイトに貼られている広告を「クリック」された時点で、サイト運営者に広告料が入る仕組みとなっております。
広告の例は、以下の画像の赤枠のようなものです。
誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。
この広告がクリックされる度に、「1クリック平均20〜40円」と言った単価で、サイト運営者(ブロガー)に「広告料」として収入が入ります。
どれくらい稼げるの?単価は?クリック率は?
例えば月1万円の収入を得る計算で考えてみましょう。
100~200PVにつき1クリック発生するのが平均的と言われています。
「10,000(円)÷30(クリック単価平均)」で、333クリック。
「333(クリック)×150(pv数平均)」で、49,950PVが必要になります。
実際、約50,000PVをブログ開設したての状態で達成するのは至難の業です。
そのため、初めからアドセンス一本で生活費を稼ごうとするのはあまりにも無理があるのでやめておきましょう。
しかしプロブロガーさんの中には、アドセンス収益だけで月10〜20万円を稼ぎ出す方もいるので、継続ができれば、夢がある収益化の方法と言えます。
このような魅力がある「Googleアドセンス」ですが、導入ができるようになるには審査が必要です。
冒頭にもお伝えした通り、この審査がまた難関。
次からは、審査の手順と、審査に落ちる原因を確認していきましょう。
審査の手順は?
Googleアドセンスの審査の手順は、以下の通りです。
- 申請するブログを作成する
- Googleアカウントの取得
- 登録に必要な事項の入力(以下から、Google アドセンス内での操作)
- アドセンス申請用コードを取得
- 申請用コードを自分のサイトの「headタグ内」にコピペする。
- 審査結果待ち
- 合否の連絡
この順番でGoogleアドセンスの審査まで進めていきます。
審査に落ちる原因は?
審査に落ちてしまうのには、必ず原因があります。
初めて審査に臨む方は、落ちる原因を事前に理解しておきましょう。
審査に落ちてしまったことがある方は、本記事を参考にしながら、今一度自分のサイトに「落ちる原因」が眠っていないかを確認しましょう。
例えば、「落ちる原因」となっている記事を一つだけ「下書き」に戻しただけで、あっさり審査に通過できた、という事例もあります。
闇雲に何十回申請に出しても、審査には通過できません。
このように、なぜ審査に落ちてしまうのかを理解することが非常に重要です。
落ちる原因は、Googleが示している。
実は”なぜ落ちるか”のヒントは、Google自身が公開しています。
審査に落ちてしまった方は、今一度、自分のサイト内のコンテンツが後ほど記載する「禁止コンテンツ」に該当していないか、「日記」の無益要素が強いサイトではないか、を確認してみましょう。
無益なサイトにはGoogleは見向きもしない。
厳しい書き方をしましたが、Googleとしては、不適切なサイトに自社の広告を表示させたくないのが心境です。
例えば「日記の様な趣味ブログ」に代表される、誰が見ても有益とは感じないサイトは、PV数も見込めません。
従って、広告を貼ったとしてもクリックされることが少ないのが明確なので、Googleとしてはその様なサイトにわざわざ広告費を費やす意味がありませんよね。
審査に合格するということは、あなたのサイトにお金(=広告費)を払う価値がある、とGoogleが判断したのと同じ意味です。
読者にとって「ためになる」「参考になる」記事をブログに蓄積していきましょう。
「コピーコンテンツ」と見なされると落とされることも。
他者のサイトをコピペしたのが主な内容であるのが発覚すると、Googleから「コピーコンテンツ」だと見なされ、審査に落ちてしまいます。
ただ、心当たりがないのにも関わらず、「落選メール」に「情報に付加価値を加えていないコピーコンテンツが含まれている。」
利用規約に違反しているから。
GoogleではAdsense提携をする方向けに、2つの利用規約を定めています。
この「利用規約」に抵触している記事が含まれていた場合は、審査に落ちる直接原因となってしまいます。
「禁止コンテンツ」は、主に「申請前」の方に、
「広告の配置」は、主に「審査通過後」の方にチェックしていただきたい項目となっております。
申請前の方は、自身のサイトにその様なコンテンツがないか確認しておきましょう。
Googleが禁止している「コンテンツ」
Googleが禁止しているコンテンツは以下に定められています。
アダルト コンテンツ
引用:「禁止コンテンツ」-Adsense ヘルプ
家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
危険または中傷的なコンテンツ
危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
アルコールに関連するコンテンツ
タバコに関連するコンテンツ
ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
ヘルスケアに関連するコンテンツ
ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
報酬プログラムを提供するページ
不適切な表示に関連するコンテンツ
衝撃的なコンテンツ
武器および兵器に関連するコンテンツ
不正行為を助長するコンテンツ
違法なコンテンツ
「アダルト系・アルコール・タバコ・ギャンブル」などの未成年にとって不適切なテーマや、「危険ドラッグ・武器など」の犯罪に関わる記事が主な禁止内容です。
落とし穴になりやすいのが「ヘルスケアに関連するコンテンツ」。
これはヘルスケア全般を指すのではなく、主に「医薬品の販売コンテンツ」に限定して禁止されています。
この理由としては、「医薬品に関する法律や規制を遵守するため」とGoogleによって記載がされています。
Googleが禁止している「広告の配置」
これは、アドセンス合格後、サイトに広告を掲載するときの話になります。
少し本記事との内容から逸れてしまいますが、以下に示されている「禁止されている広告配置」を行ってしまうと、突然GoogleからアドセンスアカウントをBANされてしまう危険性があります。
そんなことになったら泣くに泣けないので、アドセンス合格後はしっかり確認しておきましょう。(詳細は引用欄からご確認ください。)
偶発的クリックの誘導
引用:広告のプレースメントに関するポリシー-Adsense ヘルプ
広告の不自然なアピール
誤解を招く見出しの下での広告配置
スクロールしなければ見えない位置にコンテンツを配置したサイト レイアウト
画像と広告の並列配置
広告フォーマットに似せたコンテンツ
報酬の提供
広告と Flash ゲームの間隔
Googleアドセンス申請にあたっての準備
ブログの作成(おすすめはWordPress。)
WordPressはGoogleのトップエンジニアが高く評価しているブログシステムだと言うことをご存知ですか?
つまり、WordPressはSEOに強く、審査の際にもプラスに働く、と言うことが言えます。
「Googleの検索エンジン」に関する特許の共同発明者の1人である、Matt Cutts氏は、このような発言をしています。
「WordPress is a great choice」
引用: 「Straight from Google – SEO, What You Need to Know」-Matt cutts(WordPress.tv)
(動画 3:10 スライドより)
「WordPress takes care of 80-90% of
(the mechanics of)
Search Engine Optimization (SEO)」
(動画 3:36 スライドより)
(訳:WordPressは非常に良い選択です。WordPressは、検索エンジン最適化(SEO)の方法の80~90%に対応しています。)
つまり、WordPressは元々高いレベルのSEO対策がなされているシステムである、と言うこと。
Googleのエンジニアが言っているのだから、かなり確かな情報ですよね。
予算に余裕があるのであればWordPressでブログを作成することをお勧めします。
ユーザー目線に立つ記事のヒントも、Googleが公開している。
実は、ユーザー目線の記事を書くヒントも、Google自身が公開しています。さすが、天下のGoogle先生。太っ腹です・・・!
「アドセンスに合格するには、「ユーザーにとって有益な記事を書いたらいい」とよく聞くけど、実際どんな記事を書いたらいいんだ?」
と思う方もいるかと思います。実際、「有益」と言われても困りますよね。何が「有益」なのかよくわかりません。
そこで、Googleが掲げている公式の情報を活用して、どのような記事を作っていけば良いか、という方向性を固めることで、ユーザーにとって有益な記事を作る方法を解説します。
ここでは、以下の2つについて解説します。
この2つの公式情報に沿って記事を書くことが、「Googleとユーザーが求めるコンテンツ」を作る近道になります。
また、SEOにも有効な手段なので、今後のブログ運営にも大いに活躍してくれます。
ウェブマスター向けガイドライン
Googleアドセンス申請に合格するためには、Googleが掲げているウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)を参考にするのが有効です。
このガイドラインの「基本方針」には、以下が記載されています。
・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。(以降略)
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
引用:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)-Search Console
この「基本方針」が、Googleがユーザーの利便性を第一に考えている証拠と言えます。
つまり、この基本操作に沿ってコンテンツを作成することで、Googleが求めている「ユーザーの利便性を考えたサイト作り」にも繋がるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、SEOを意識した記事作りも、このガイドラインに沿って書くことによってGoogleから評価される確率が高くなります。
このガイドラインは、今後ブログの収益化を目指すにあたって覚えておきたい重要事項の一つなので、ぜひ覚えておいてください。
Googleが掲げる10の事実
Googleが公開している情報で、もう一つ確認しておきたいことがあります。
それは、Googleが掲げる10の事実と言うもの。
これは、会社設立から数年後に策定された「理念」のようなものであり、Google社員が随時確認しているものです。
この中で一つだけ抜粋したのが、
「情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。」
と言う項目。
つまり何が言いたいのかと言うと、「サイトをスマホにも対応(=レスポンシブ対応)させると、ユーザーの利便性がより高まるよ!」と言うことを言いたいのです。
人々の主要デバイスはPCからスマホに移り、それにより社会の仕組みが大きく変わりました。当然Google検索もスマホから行う人がほとんどです。
そんな中で、表示されるサイトがPC仕様だったら、あなたはどう思うでしょうか?
きっと横スクロールが怠くて、そっとサイトを閉じることと思います。
それでは「ユーザーにとって有益なサイト」とは言えませんよね。ですので、スマホ対応(=レスポンシブ対応)させたサイトを申請しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ユーザーにクリックされることで、手軽に広告収入を獲得できる「Googleアドセンス」。
AmazonアソシエイトやASPなどの「アフィリエイト」とは違い、商品の紹介をする必要がなく、広告が自動的に貼り付けられるため、手軽に広告収入を得られる方法として魅力的ですよね。
とはいえ、「審査が厳しい」「何度も審査に落とされてしまう」というのもGoogleアドセンスの特徴のひとつ。
中には審査に数十回も落ちてしまっている方や、ネット上で囁かれているような厳しい現実を見て、「審査が厳しいようだから、まだ申請はやめておこう・・・。」と言った方もいるかと思います。
ですが、審査に落ちてしまう原因を知り、事前に対策をして申請をすることで、意外と簡単に、審査に通過できてしまうことも可能なんです。
ぜひ、これから「Googleアドセンス」の導入を検討している方は、本記事を参考にして頂き、ブログを収益化しましょう!
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