みなさんこんにちは!ブロガー兼webライターの掛け持ちをしている、さとと申します!
みなさん、「ペルソナ」という言葉を聞いたことがありますか?
よく、「ペルソナを設定することは大事」「ペルソナを設定することで良い記事を書ける」などといったことを聞きますが、
ペルソナって、そもそも何なのか。
ペルソナの設定ってどうやったらいいのか。
などなど、「ペルソナ」についていまいち理解できない人が多いかと思います。
本記事では、
- そもそも、ペルソナとはなんなのか
- ペルソナを設定する理由
- ペルソナの設定方法
について解説します。
- 「誰か」にしっかり届く記事を作りたい方
- 記事を書いている途中に「あれ?何についての記事を書いていたんだっけ?」
特に、このような悩みを持つ方々にとっては有益な情報かと思います。
記事執筆の際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください!
ペルソナとは?
まず、「ペルソナ」という言葉自体聞きなれない方が多いのではないでしょうか。
まず、ペルソナとは一体なんなのか、というところから見ていきましょう。
企業や商品の典型的なターゲットとなる顧客像のことです。ペルソナで定められる顧客像には、氏名や年齢、居住地、職業、年齢、価値観やライフスタイル、身体的特徴までのかなり細かい情報が盛り込まれます。
出典:フェレット(https://ferret-plus.com/2080)
ここでいう「ターゲットとなる顧客像」は、ブログなどの文章を書く際には「ターゲットとなる読者」に置き換えて考えます。
価値観やライフスタイルなど、かなり細かく設定していきます。
「え、そんなに細かく設定するの?!」と思いますが、細かく設定することにより、より読者に「刺さる」文章に仕上がります。
ペルソナを設定するコツは、「特定の誰か」のことをイメージしてみると、簡単に浮かびますよ。一例として、以下のペルソナをご覧ください。
【ターゲットとなる読者=ペルソナ】
年齢:28歳
性別:男性
職業:介護職員
年収:400万円
居住地:北海道札幌市
家族構成:妻・子(3歳・男の子)
悩み:転職を考えていて、介護職からどのような業種に転職しやすいか知りたい。
このような友人をイメージしてみました。
職業や年齢はもちろん、家族構成から悩みの詳細まで、非常に細かく設定しています。
ペルソナを考えたら、あとはペルソナが欲しいと思われる情報を記事に詰め込んでいくことで、「有益な記事」が完成します。
なぜペルソナを設定することが必要なの?
では、なぜ、ペルソナを設定することが大事なのでしょうか。
それは、ペルソナを設定してから記事を書き始める事によって得られるメリット非常に魅力的なためです。
記事を書き始める前に、ちょっとした一手間を加えることで、その後の記事の執筆スピードや質が驚くほど向上します。
では、どのようなメリットがあるか、もう少し詳しく解説してきます。
「特定の人」に刺さる文章を作れるから。
「特定の人」に刺さる文章に仕上がる。
これが「ペルソナ設定」によって得られる最大の恩恵と言っても過言ではありません。
ちなみに、ここでいう「刺さる文章」とは、「しっかり伝わる」「読者が実際に行動に起こす」などと言った、
「読者の行動に直接結びつくほどの衝撃を与える」文章のことを言います。
「特定の人」とは言っても、ごく少数の人にしか伝わらない文章、というわけではありません。
「どうせなら多くの人の伝わる文章がいい!」という気持ちもあるかと思います。非常によくわかります。
しかし、「特定の人」に向けて記事を書くことで、結果として「特定の人」と同じ、もしくは似通った悩みを持つ多くの人に刺さる記事に仕上がるのです。
例えば、以下のようなペルソナを設定したとします。
年齢:28歳
性別:男性
職業:介護職員
年収:400万円
悩み:転職を考えていて、介護職からどのような業種に転職しやすいか知りたい。
では、このペルソナは果たして唯一無二の存在でしょうか?
答えは「NO」です。
同じ条件で同じ悩みを抱えた人は大勢いますし、全く同じとはいかなくとも、似た悩みを抱えた人は大勢います。
このペルソナに対して書いた記事は、結果として同じ条件で同じ悩みを持った人すべてに刺さります。
ですので、細かいペルソナを設定したとしても、「あまり伝わらないんじゃないか」と心配する必要はありません。
記事を書いているときに迷子にならないから。
記事を書いているときに「あれ?何についての記事を書いてたんだっけ?」という、いわゆる「迷子」の状況にならずに済むのも、ペルソナ設定によるメリットの一つです。
記事執筆途中で迷子になると、書く手がとまり、記事執筆のスピードが大幅に下がります。
その上、何についての記事か分からずに書いてしまっているので、記事の質も落ちてしまうのが難点です。
記事を執筆する上で、「スピード」は非常に重要な要素の一つです。
ブロガーさんであれば、「毎日更新」が難なく行えるようになりますし、
ライターさんであれば、短期間に大量の記事を納品できるので、クライアントに重宝されます。
ぜひ本記事で「ペルソナ設定」の方法を身につけて、記事執筆スピードを上げていきたいですね。
結果として、”素早く、有益な”記事を書けるから。
ペルソナ設定をすることにより、
明確な「悩んでいる人」の設定をする事で、「特定の人」に刺さる記事に仕上がる
記事執筆途中に「迷子」にならないことによるスピード・記事の質の向上が図られる
といったようなメリットがある、と解説しました。
これらを要約すると、ペルソナ設定をすることにより
「有益な記事」を「素早く」書ける事に直結する、とも言えます。
ペルソナの設定方法
では、ペルソナの具体的な設定方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
世の中には様々な方法論がありますが、本記事では「今すぐ、誰でも、簡単にできる方法」を紹介します。
ポイントは大きく分けて2つあります。
「過去の自分」に注目することと、「説得力」を持たせること。
過去の「自分」の悩みは、今を生きる「誰か」の悩みであることが多いです。そのため、悩んでいる人にとって有益な文章に仕上がりやすいと言った強みがあります。
ではまず、「過去の自分」に注目して、ターゲットとなる読者=ペルソナを設定していく方法を見ていきましょう。
過去の自分の悩みに注目。
「過去の自分」が悩んでいたことは、「今、誰か」が抱えている悩みである場合があります。
「結婚したいけどできない」「転職したい」「痩せたい」などの悩みはいつの時代も誰かしらが抱えている悩みですが、それと同じくその悩みを解決した人も多数います。
悩みを解決した今の自分は、過去の自分にとっては「少し経験が上の先輩」のようなもの。
記事を書く際は、「後輩(過去の自分)に丁寧にものを教える」ように書くと、ペルソナにしっかりと刺さる文章に仕上がります。
では、以下のように「過去の自分」の悩みをもとに、「今の自分ができること」は何か、を考えてみましょう。
【過去の自分】
かつての自分は彼女ができなくて悩んでいた。何をしたらいいか分からなかったし、自分に自信が持てずにいた。
【現在の自分】
恋愛心理学を勉強したり、ダイエット・ファッション・トーク力の向上などの自分磨きをすることによって彼女ができた。
【今の自分ができること】
かつての自分のように彼女ができず悩んでおり、自分に自信をなくしてしまっている人向けに、恋愛心理学・ダイエット・ファッション・トーク力の向上などのコンテンツを盛り込んだメディアを作る。
このように、「過去の自分」の悩みを深掘りしていくと、「今の自分ができること」に落とし込むことができます。
この「今の自分ができること」こそが、「この記事を読んだ人にどうなって欲しいか?」という記事の目的になります。
ペルソナに基づいた記事の執筆方法
過去の悩みの解決方法を提示。
過去の自分があることに悩んでいた時、あなたはどのようにしてその問題を解決しましたか?
そのとき、問題を解決した手段こそが、過去の自分からしたら喉から手が出るほど欲しい情報ですよね。
なぜなら、その手段を使って過去の悩みを解決したのですから。
例えば、彼女ができなくて悩んでいた自分をペルソナに設定したとします。
【STEP① ペルソナ】
- 彼女がほしい
- 21歳 男性
- 自分の魅力を高めるために何をしたらいいか分からない。
- 何があっても自分に自信が持てずにいる。
まずはこのような、「過去の自分の悩み」を羅列していきます。
そして、次のステップは羅列したものに対しての解決方法を提示していきます。
自分の実体験をもとに書いていくとベストですし、実体験が少なければ、解決方法を検索などでリサーチして付け足していくのもOKです。
【STEP② 問題を解決した方法】
- 恋愛心理学の勉強
- 趣味を見つける
- ダイエット
- ファッションセンスを磨く
- マッチングアプリに登録
- マッチングアプリの攻略法を学ぶ
提示した「問題解決の方法」を、実際に記事にするとどのようになるか、書き起こしていきましょう。
方法一つ一つに対して、深掘りしていくのがコツです。
【STEP③ 問題を解決した方法を記事にすると?】
- 恋愛心理学の勉強
→どんな勉強の方法がある?
→どんな事を知るといい?
→情報源はどこがいい?webサイト?書籍?
- 趣味を見つける
→自分の好きなことと女性の趣味がマッチしたらベスト。
- ダイエット
→女性が求める体系は?
- ファッションセンスを磨く
→女性が求めるファッションは?
- マッチングアプリに登録
→女性に出会うアクションをしよう
→マッチングアプリの攻略法を学ぶ
→プロフィール写真はどんなやつがいい?
→女性に気に入られる自己紹介の書き方は?
ここまで深掘りして書き出していくと、問題解決をするために具体的に何をしたらよいかが見えてきましたね!
もうお気付きの方もいるかもしれませんが、これでもう記事の大見出しと小見出しが完成しています。
記事を書くときは、見出しから作っていくことで素早く作れます。
(詳しくは以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!)
参考:カセグウズ
さらに、ペルソナを設定した上で書いた文章なので、「素早く」「特定の人に刺さる」記事が完成します。
このように、「過去の自分が抱えていた問題を解決した手段」は、丸々記事にできるのです。
解決方法に説得力を持たせる。
ここまで、ペルソナの設定方法と、ペルソナに基づいた記事の書き方について説明してきました。
このように「過去の自分」をペルソナにすると、自ずと実体験に基づいて記事を書くことになりますよね。
実体験に基づいて文章を書くと、一見説得力のある文章に見えそうですが、実はそうとは言い切れないのが事実です。
なぜなら、いくら実体験とはいえど、所詮は「個人の体験談」にすぎないからです。
第3者が記事を読んだ時に納得するような、「数字的根拠」「学術的根拠」もないし、独自で何らかの調査をしたわけでもありません。
「特定の誰か」に刺さる文章を作るのには、ここまで解説したペルソナの設定方法で十分なのですが、あと一歩、記事の質を上げるために「説得力」の付け方を確認しておきましょう。
例えば、
- 心理学的根拠を示す
- 数字的根拠をわかりやすく示す
- 定量的・定性的な調査に基づくデータを示す
- 大学の論文などの学術的根拠を示す
- Twitter・Yahoo!知恵袋などの「他者の実体験」も掲載する
などが挙げられます。
(詳しくは以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!)
【ブロガー・ライター必見!】文章に説得力を持たせるための方法。
参考:カセグウズ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ペルソナの設定」と聞くだけで、なんだか小難しそうなイメージがありますが、
「過去の自分」をペルソナに設定するだけで、「特定の人」に刺さる文章が完成するのです。
その方法とステップを今一度振り返ってみましょう。
- 過去の自分の悩みに注目。
- 過去の悩みの解決方法を提示。
- 実体験に基づく解決方法
- 実体験以外の解決方法をリサーチ
- 解決方法に、より信頼性を持たせる
このようなステップで、「特定の人に刺さる記事」が完成します。
今の自分は、過去の自分にとっては「少し経験が上の先輩」のようなもの。過去の自分と似たような悩みを抱えている人は少なくないですし、
そのように”今”悩んでいる人と同じ悩みを、抱えていた「今の自分」であれば、”今”悩んでいる人に寄り添った記事が書けるのではないでしょうか。
ぜひ本記事の内容を実践して、「誰か」の助けになる記事を執筆しましょう!
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