プロライターTHです。
最近、社会問題として頻繁に取り上げられる「ブラック企業問題」。裁判などのトラブルの事例を耳にすることも多いです。政府も問題視しているのか、働き方改革に力を入れているようではあります。
しかし、この「ブラック企業」という言葉。具体的に何を判断基準にしてブラック企業と呼ぶのでしょうか。また実際に、自分が勤めている企業がブラック企業かどうか、しっかりと把握できているでしょうか。
そこで以下の点について解説していきます。
- ブラック企業を見分けるためのポイント
- 20代のうちにしておきたい、ブラック企業からの転職
そもそもブラック企業の見分け方とは?
ブラック企業っていう名前は聞いたことあるけど、実際どういう条件を満たせばブラック企業なの?って人も多いですよね。
以下にブラック企業である可能性が高くなる条件をまとめたので、自分や知人やパートナーが勤めている会社がブラック企業かどうか、チェックしてみましょう。
残業代の未払い
これがあったら、もうブラック企業確定ですね。ブラック云々以前に、そもそも残業代の未払いは法律違反です。
しかし、実際のところ、残業代を付けれないという企業が多いのが現状です。これは、大企業よりも中小企業に多く見られます。
「残業をするのは自分の力が足りないからだ。」
「残業して全額つかないなんて当たり前だ。」
などと思ってる方は要注意です。ブラック企業の思惑通りの思考になってる可能性が高いです。言葉は悪いですが、それはもう奴隷です。抜け出しましょう。
もし直属の上司に相談しても埒が空かない、というならば、思いきってさらに上の役職の人にエスカレーションしてみましょう。
社員の入れ替わりが激しい
次にブラック企業のよくある特徴として、社員の入れ替わりが激しいこと、が挙げられます。
特に、いつでも求人を募集しているところはブラック企業である確率が高いです。常に人を募集しているということは、すぐに人が辞めてしまって人材が足りてない、ということかもしれません。
現に、大企業からの求人募集ってあまり見かけません。それは、大企業の場合は待遇が良くて、そこから出たくないという人が多いからです。
もちろん、必ずしも頻繁に社員募集をしている企業がブラックとは限りません。特にITエンジニアは人材が不足しているので、常に募集というところもあると思います。
あくまで一つの目安として、判断材料の一つにしましょう。
未経験の採用が多い
次の見分け方としては、求人募集に「未経験歓迎!」というように、「未経験でも大丈夫」という雰囲気を強く出している企業です。
そもそもなぜ未経験を募集しているのか、というところから考えてみましょう。
新卒だったり、第二新卒であれば、未経験歓迎でも十分にあり得るでしょう。
しかし、中途採用となる人物に対して「未経験歓迎」を謳う企業は、やはり人が辞めることが多く、未経験の人材でも雇わなければ人が足りない、という内情が推測できます。
研修がしっかりしてれば大丈夫なはず、という意見もあるかもしれませんが、大抵の場合は、そのまま現場に放り投げて、現場に任せるという企業が多いです。
その結果、未経験でいきなり現場に入り、つらくなってやめてしまう、というパターンが頻繁に発生します。
未経験でも入れる、というのは魅力的ではありますが裏側では、色々な事情があることを考えた上で、入社を考えましょう。
拘束時間が長い
業務外も含めた拘束時間が長い企業に関しても、ブラック企業の可能性が高いです。
まずは、残業時間が長いということですが、ちゃんと残業代を支払っているからブラック企業ではないというわけではなく、そもそも残業が長いこと自体が問題なので、常に残業時間が長い企業は要注意です。
繁忙期によっては、長くなる時もあるとは思いますが、長時間の残業が日常的に横行しているようであれば、ブラックの確率が高いです。
また、業務外の拘束時間が長いことも要注意です。例えば社内でイベントをやるときに、特に金額を支払わずにその準備をやらせたりするときは要注意です。
あくまで、社内のために準備をしているので、そこで割いた時間は支払われるべきです。残業は長いのはもちろんですが、それ以外の時間についても振り返ってみましょう。
20代でもすぐ実践!ブラック企業から転職するための方法
如何でしょうか。
自分の会社がブラック企業の条件に当てはまってる!という方は転職を検討すべきだと思います。気軽にできる事ではないですが、もし、熟考の後に決心したならば、出来るだけ早いほうが良いです。
20代という若さであれば、将来性を買われ転職のハードルもそこまで高くないかと思います。
しかし、30代以降の転職となると、どうしても即戦力となる人材を求められるため、未経験での入社は難しくなるのが現状です。
次に出来るだけ早く転職するための方法をまとめます。
転職エージェントに登録しよう!
退職してから次の職を探す、というのも選択肢の一つとしてありますが、心の平穏のためにも、働きながら探すことをお勧めします。
また、その時にお勧めしたいのが、転職エージェントの利用です。
自分で一から探すとなると、かなりの企業数を検討する事になるため、非常に時間がかかります。そして、選んだ企業がまたブラック企業だった、という可能性もあります。
そこで、エージェントを利用してみましょう。こちらの条件に合わせて、候補となる転職先をある程度絞って紹介してもらえます。なおかつ、その企業の詳細な情報も教えてもらえます。
エージェントが厳選して選んできてくれるので、ブラック企業の可能性も極めて低いというわけです。
辞める際に次の仕事が決まっていれば、そのことを伝えると案外あっさりやめれたりもするので、自分を安心させるためにも、働きながら転職活動を進めていきましょう。
退職の意思は1ヶ月前に伝えよう!
やめるときは前もって伝えましょう。これはブラック企業に限らず、普通の企業でも当然のことです。
しかし、ブラック企業の場合は、人が足りないから次の代わりの人が来るまで待って、と引き留められることが多いです。
しかし、前もって言っておくことによって、それだけの猶予時間を与えてるため嫌とは言えない状況になります。
加えて、次の職場が決まっており、この日には入社が決まっていると伝えれば、なかなか断れないものです。
最悪の場合には、退職代行というサービスがあるのでそういうのを利用するのもありです。
退職代行については以下の記事をご参考に。
ブラック企業を見極めて、充実した生活を手に入れよう!
以上の内容を参考に、今いる企業がブラックかどうかを見極め、またブラック企業から転職する際、どうのように取り掛かればスムーズに事が進むのか、検討して頂ければ幸いです。
人生を変えるのは、一瞬の決断だと思います。
これから長い人生、特に20代の方は、今の企業がブラックであれば今すぐにでも転職エージェントに登録しましょう!
そして、今よりももっといい企業に転職をし、自らの市場価値を高めていくことを目指しましょう。この記事を読んで、一人でも多くの人が行動してくれることを願っております。
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