プロライターOTです。
- 「ファイナンシャルプランナーの資格があれば副業で稼げる?」
- 「サラリーマンでもファイナンシャルプランナーの資格は取得できる?」
- 「ファイナンシャルプランナーの副業にはどんなものがある?」
このような疑問を持ったサラリーマンのあなたに向けた記事だ。
この記事では、ファイナンシャルプランナーの仕事の内容から副業の例、ファイナンシャルプランナーになるための方法を解説する。
この記事を読み終えると、サラリーマンのあなたがファイナンシャルプランナーを副業として稼ぐことができるのか、良い判断材料になるはずだ。
ファイナンシャルプランナーの仕事内容とは?
ファイナンシャルプランナーの仕事は、生活に密着したものばかりだ。資格を取得すれば、以下の疑問に回答できるようになる。
- 「保険には入ったほうがいい?」
- 「子供の教育費はどのくらいかかる?」
- 「貯蓄や投資はどうしたらいい?」
- 「住宅ローンはどう選べばいい?」
- 「老後の暮らしは今のままで大丈夫?」
なぜファイナンシャルプランナーになることでそれらの質問に回答できるのか。それは世の中のお金に関する事柄のうち、次の6つの分野に関する専門家となるためだ。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
ファイナンシャルプランナーは、保険の販売から生活に密着したお金に関する疑問に回答するコンサルタント業まで、さまざまな広い分野で活躍できる。
ファイナンシャルプランナーの副業。具体例
ファイナンシャルプランナーを副業とする場合の具体的な例を紹介する。
時間制で相談料をもらって稼ぐ
ファイナンシャルプランナーの最も一般的な収益方法だが、その中でもお金に関する「家庭教師」をする事で相談料をもらう方法がある。「大人の家庭教師のトライ」などで講師として仕事をする方法だ。
実際に行っていた人の例では、月3~4回で講義の準備なども含めて1回3時間で月に3万円稼いでいた事例がある。一般の人を対象にした家庭教師であり、講義の回数を増やすほどに収入が増やすことができる。
知識を活かしてライターとして稼ぐ
ファイナンシャルプランナーの知識を欲しいと思っているメディアは多い。お金に関するさまざまな情報を知りたい読者も多いので、ファイナンシャルプランナーとして得た知識を活かしてライター業をすることができる。
Webライターの場合は、1文字あたりの単価か1記事あたりの単価で報酬をもらう。お金に関する記事は文字単価2~3円程度が狙えて、1記事3,000文字の記事を受注すれば、1記事だけで1万円近くの収入を得ることが可能だ。
Webライティングに限らず、書籍の執筆を行うファイナンシャルプランナーも多い。
セミナーを開催して稼ぐ
時間制で報酬をもらう方法で、多数の人間を相手にする方法だ。人を集めれば集めるだけ収入が増える。
ファイナンシャルプランナーになってすぐにセミナーを開催することは難しいため、まずは身内や知人、友人を相手に実績を積むほうがいいだろう。その様子を録画し、ブログを作って公表してセミナーを受けたい人を募集するやり方もある。
ブログで集客したり、マッチングサービスなどで集客する方法を実践している人も多い。お金に関する相談やファイナンシャルプランナーの資格取得のための講師として、数人を相手に小規模セミナーを行う事例があった。
ほかにも、セミナー開催の支援団体があるのでそこで知識を得ることもおすすめだ。たとえば、日本FP協会では実務経験がない人でも、一般向けの無料FP相談会のスタッフや相談員として参加することができる。
日本FP協会の協会員になるためには、年会費や更新費がかかるが、日本最大のファイナンシャルプランナー業界最大の団体であり、勉強会なども盛んに行われているため、協会員になることのメリットは大きい。
ファイナンシャルプランナーになるためには?
ファイナンシャルプランナーの資格には国家資格と民間資格がある
国家資格として「FP技能士1~3級」があり、民間資格として「AFP」「CFP」がある。
FP技能士は3級が入門、2級が実務、1級がプロフェッショナルのレベルに該当し、AFPが2級相当、CFPが1級相当と考えてよい。中でも最も取得する人が多い、FP技能士2級とAFPの資格取得についてもう少し詳しく紹介する。
FP技能士検定は、年に3回(1月、5月、9月)行われる。FP技能士2級には受験資格が必要であり、以下のいずれかの条件を満たす必要がある。
- FP技能士3級の合格者
- ファイナンシャルプランナーとして2年以上の実務経験者
- AFP認定研修修了者(通信講座なども含む)
AFP、CFPは日本FP協会が認定している資格だ。AFPはFP技能士2級に合格していて、認定教育機関での研修が終われば、日本FP協会に申請することで取得できる。
FP技能士2級とAFPはお互いに関連性があるため、同時に取得することを考えて勉強を進めることが効率的だ。
副業をするならどの資格が必要?
ファイナンシャルプランナーとして活躍するのであれば、AFPまでは取得することをおすすめする。ファイナンシャルプランナー資格の大まかな格付けとしては次の通りだ。
FP技能士1級 > CFP > AFP > FP技能士2級 > FP技能士3級
FP技能士2級が実務レベルであり、AFPは2年毎の更新が必要なことから、常に業界の最新動向を知ることができるため、副業として活動することを考えてもAFPまでは取得しておきたい。
AFPまでの取得を考えた場合、3級から順に取得しようとすると最低でも1年はかかる。副業としてこれから取得を考えているあなたには、コストの面でも時間の面でも最も効率が良い認定教育機関で受講することをおすすめする。
認定教育機関で受講すれば、最短で3ヶ月程度でFP技能士2級とAFPを取得できる。
まとめ:ファイナンシャルプランナーは副業としておすすめできるか
サラリーマンとして働きながら、副業でファイナンシャルプランナーとして稼ぐことは可能だ。
大規模なセミナーの開催などは難しいかもしれないが、小規模で一般の人たち向けに開催することは可能であり、ライティング業で稼ぐこともできるため、稼ぎ方の選択の幅は広い。
副業としての収入の幅は、人脈や自身のブランディングによるところが大きくなるため、資格取得後の戦略をどのように立てるかが重要だ。
ファイナンシャルプランナーは士業資格と比べれば易しい部類でありながらも、お金に関するさまざまな知識が身につく。
生きていく上で必ず直面するお金の問題に対して、最適な答えを導き出すことができるファイナンシャルプランナーの知識は、勉強すること自体に大きなメリットがある。
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