プロライターAZです。
アルバイトをする中で、やっぱり気になるのが「時給」。
短期のアルバイト狙いの場合は、最低賃金が提示されていることも少なくないですよね……。
そこで検討したいのが、深夜バイト。
その中でも今回は、難しいスキルを必要としない食品製造工場の深夜バイトをご紹介します!
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食品工場バイトの流れ
採用までの流れは日勤と同じ
求人雑誌などのシフトに「19時~翌4時」などと書いているものを探しましょう。
日付をまたぐような時間が組まれていない求人の会社に「深夜に働かせて!」と言っても、絶対に認めてもらえません。
勤務場所は工場内のライン
実際に配属される場所は会社や人によって大きく違いますが、「ラインの横に立って、流れてくる商品をチェックする」というような作業が一般的です。
基本的に体にダメージを与えるような作業は少ないと思いますが、立ちっぱなしになるので、それだけはちょっと疲れるかも。
重たいものを運んだりする仕事を任される、なんてこともありますが、それは「運が悪かった」と思って諦めてください。
勤務は夕方か夜から始まって、早朝に終わる
深夜バイト、というだけあって、夜中に始まって早朝に終わります。
日中に別のアルバイトや学校などがあっても行ける、というのがメリットですね。
体験談(某大手洋菓子メーカー工場での深夜バイトの場合)
友人の間でも噂になっていた「ヤバいバイト」
大学生時代、私の友人の間であるアルバイトが「人間性を失うヤバいバイト」として噂されていました。
それこそが、この深夜の食品工場バイトだったのです。
しかし、そう語る多くの人が、実際には体験したことがありませんでした。
「やってみないと何も分らんやろ!俺が行く!」
というわけで、某大手洋菓子メーカーの工場バイトの面接を受けに行くことになりました。
履歴書は適当でも通る
今よりも人手不足が深刻だったのかもしれませんが、面接は「あってないようなもの」という印象。
私は履歴書の志望動機欄に「遊ぶ金が欲しかった」と書きましたが、何も言われずスルー。
一緒に行った友達は高校卒業時の学ランを着た履歴書写真を貼っていきましたがスルー。
かなりあっさり、初回の勤務日までその場で決まりました。
私の初シフトは12月20日。
クリスマス向けの洋菓子が忙しくなり始める時期でした。
勤務前は……。
工場でのあいさつは少し変わっており、出勤時は何時であっても「おはようございます」。
なので、夜に工場に着いても「おはようございます」と言って建物の中に入ります。
工場用の白衣に着替え、手の入念な洗浄。
それから、エアシャワーという、風で埃を吹き飛ばす装置の中に入ります。
食品工場なので衛生に気を付けている、というのがはっきり分かりました。
えっ、クリスマスですよね?
当然生洋菓子系のラインに入るものだと思っていたのですが、私が配属されたのはなんとお団子のライン。
いや、いいんですよ。お団子おいしいですよね。
こういう風に、工場の都合で「思ってたのと違う商品を作る」ということになるのは、よくあることだと思います。
作業自体は超単調
1本ずつベルトコンベアに乗って流れてくるお団子を、まずは上流の人が拾って3本1セットでパック詰め。
パックに詰められたお団子は、そのまままた別のベルトコンベアに乗って、自動でみたらし餡をかけられて、ラベリングされます。
下流の人は、よくスーパーやコンビニで見かける状態になったあの「お団子パック」を、「ばんじゅう」と呼ばれる浅くて広いトレーに並べ替えていくのです。
私はこの一連の作業の下流を担当しました。
15秒に1回くらい流れてくるパックを拾って、ばんじゅうへ。
1枚のばんじゅうに11個のお団子パックが並んだら、次のばんじゅうに乗せていく。
これを4時間×2セット、延々と繰り返すわけです……。
トラブルが起きると対処不能
機械の操作などができるわけではないので、トラブルが起きると大変なことになります。
ラベルを貼る機会のシールが詰まってエラー音が出たのですが、そもそも「何がトラブルになっているかも分からないし、持ち場を離れて見に行くこともできない」という状態。
2、3分わたついていると、社員さんらしき人が出てきて「なんですぐ呼んでくれないんですか!」と怒鳴られました。
……いや、あなたがどこにいたのかもこっちは知らないし、そもそもどうしていいのかも分かりませんがな……。
リズムが狂うと終わる
さらに単調な作業なだけに、一旦リズムが崩壊すると大変なことになります。
下流側は特に問題ありませんでしたが、上流を担当されていた方がお団子を全く拾えなくなったタイミングがあったようでした。
次から次へと床に落下するみたらし団子。
上流側から、「あわ、あぁぁ、わ、あわわ」というような声が本当に聞こえてきました。
休憩時間には自社製品食べ放題!だが……
休憩時間は、なんとその工場で作った際の製造不良品(いわゆるB品)が食べ放題になっていました。
もちろん品質に問題はないものなので、味も普通のはず。
それよりももう食品のにおいにヤラれてしまって、食欲ゼロ……。
食品工場における廃棄は結構な精神的ダメージ
さっきの「床に落としてしまったお団子」のように、どうしても「製品にできなかった食品」が、食品工場ではたくさん出てきます。
それをゴミ袋にガンガン詰めて捨てる様子は、「食べ物を粗末にするな!」と教わってきた身からすると、かなりの衝撃映像でした……。
残された1万円とトラウマ
後日、約1万円がアルバイト料として振り込まれていました。
しかし、私の手元には、それとは別に大きな心の傷が……なんと、「みたらし団子が嫌いになった」のです。
それから3年くらいはみたらし餡のにおいがまったく受け付けられませんでした。
今でも、好んで食べることはないですね……。
精神的なダメージは結構大きい?
実際にやってみた感想として、「人間性を失う」とまでは言えないかなと思いました。
ただ、深夜の時間に、ひたすら単調な作業を続けるという意味では、かなりの精神的ダメージはあったと思います。
さらに、社員さんの中には理不尽なことでバイトを「いびる」ような人もいたので……。
この辺は職場の当たりはずれもありますが、そういった可能性もある、ということをお伝えしておきたいです。
こんな人に向いている!
- 単純作業が得意
- 夜型人間だ
- 立ち仕事は苦にならない
- 日中は学校に行っていてアルバイトが出来ない
こんな人にはオススメできない
- 単調な作業が続くと飽きてしまう
- 早寝早起きが体に合っている
- バイトでスキルアップして他の場所で活かしたい
さくっと稼げることは間違いない
面接などのハードルも低く、最低限の衛生概念があれば誰にでも出来る高単価バイトです。
その代わり、基本的にはお給料をいただける以外で特別なスキルは身に付きません。
また、私のように食品工場の何かがトラウマになってしまう可能性もあります。
一長一短ではありますが、さくっと稼げるということは間違いありません。
興味ある方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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