【体験談】高時給アルバイトの定番「家庭教師」。直接契約のデメリットとは?

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プロライターAZです。

アルバイトの中でも、特にコツや知識が必要になるのが家庭教師。

一般的な家庭教師のアルバイトは、地域最低賃金の2倍~3倍が相場のようです。

でも、知ってましたか?

ご家庭が払っている家庭教師の指導料って、すごいところだとその2倍くらい取っているんです。


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家庭教師の仲介手数料問題

アルバイターとしては痛いが、ある程度は仕方ない

私がかつてお世話になっていた会社では、本当に誇大ではなく、生徒さんのご家庭からいただいている月謝の半分くらいしか給料としていただけていませんでした。

仲介手数料を取る理由はいろいろありますが、先生(教える側)としてのメリットは、下の2点しかないと思います。

  • 法人として間に入ってもらうことで金銭や人間関係のトラブルを防ぐ。
  • 新規のご家庭と契約するときに動いてもらえるので助かる。

「これだけのメリットのために半分持っていかれるのは痛い」と考えるか、「会社が間に入ってくれるほうが助かる」と考えるのかは人それぞれだと思います。

ご家庭からすると……

ところが、生徒さんのご家庭からすると、「こんなに高い月謝を払っているのに!」ということになるわけです。

私が教えていたご家庭は、とんでもない額を払っているというお話を直接伺いました。

「だから、ちょっとオマケして、もう30分教えて行ってくれないか」と。

中間手数料の率については事前に教えてもらってはいなかったのですが、地域の支部立ち上げからサポートメンバーで入っていたので、ある程度の内部事情は知っていました。

そして、ご家庭がそれくらいの金額を払っていることも・・・。

ですから、「本部にはナイショですよ」と言って30分前くらいに行ってオマケ授業をする、なんてこともありました。

禁断の「直接契約」の話

「先生、時給いくらなんですか?」

上で言ったご家庭で、ある日突然こんなことを聞かれました。

私は、「あ、これ直接契約のヤツだ!」と直感的に思いました。

中間手数料分を削るために直接契約を結びたい、というご家庭は、実は時々いるのです。

ご家庭からしたら、仮に家庭教師の手取りを1.5倍にしても、自分たちが支払う金額は75%になりますからね。

(中間手数料分を家庭教師と生徒ご家庭で折半した、と考えるとわかりやすいと思います)

「いやー、えへへへ」

そこで私の返しがコレ。

伝家の宝刀、すっとぼけです。

というか、それ以上言えないんですよね。

ご家庭がいくらくらい払っていて、会社がどれだけ中抜きしていて、自分のところに何円入ってきているか。

全部私からは分かってしまっているわけですから。

時給から逆算して中抜き額を計算されてはマズい。

かと言って嘘をつくのも気が引ける。

「先生真面目だし、会社通さなくてもいいんじゃないかなって。」

「会社通して払ってる分、全部先生に払いますよ。」

あー、言っちゃったよ。そして聞いちゃったよ。

生徒さんとも生徒さんのご家庭とも、確かにまあまあ仲良くやれていました。

ですが、私は個人契約に切り替えるということにはあまり前向きになれなかったのです。

そう、目の前の時給が2倍になったとしても・・・。

なぜ直接契約は避けた方がいいか(デメリット)

会社との関係が悪くなる

当然ですが、個人契約に切り替えるとなると、一度法人契約は解除してもらった上で、再度個人対個人の契約を結ぶことになります。

会社からすると「あ、コイツの教え方が悪かったから契約がナシになった」と判断されますね。

評価面だけならまだしも、もし個人契約に切り替えたのがバレたっら、最悪クビです。

少なくとも新しく案件を回してもらえる確率は下がるでしょうね。

トラブルに対応しづらい

ご家庭からの不払いなどのトラブルには、やはり個人では対応しにくいのが現実です。

その分、会社を通していれば、仮にご家庭が不払いだったとしても、会社が保証してお給料を払ってくれます。

アルバイト側の個人的な問題もある

私の場合がそうだったのですが、その話を持ち掛けられたとき、「翌年4月での引っ越し」が決まっていました。

個人契約に切り替えることで起こる大きな問題は、私と会社の間のものですが、生徒さんは私がいなくなっても授業を受ける権利があります。

無責任な個人契約への切り替えで、生徒さんが勉強できるチャンスを奪ってしまってはいけないと思ったのです。

同じように、アルバイト側に突然何か問題が起きるようなこともあると思います。

それも承知の上での個人契約への移行か、というのは、念を押して確認したほうがいいでしょう。

個人契約の家庭教師もやってみた結果

とはいえ、実はまったくの別件で、個人契約の家庭教師もやったことがあります。

結論から言いますと、システム構築がうまくいかず途中で断念、という感じでした。

実際の指導は、確か3回くらい行ったかな、という感じ……。

「次いつに指導がある」という約束に対して指導日の変更依頼がかかってしまう、というのが度々発生しました。

何度も変更しているうちに、予定を合わせるのが難しくなり、そのまま、ですね。

こういったとき会社を通していれば、次の予定はいつ、としっかり管理できていたのではないかと思います。

生徒さんとの相性もあったのかもしれませんが、そういうハード面での問題もあると思いました。

家庭教師で直接契約を結ぶなら

理想は「最初から家庭教師の会社を通していないところで知り合ったご家庭」

最初から家庭教師の会社を経由していなければ、アルバイト先から文句を言われる筋合いはありません。

まあ、「それならウチ通してよ」と言われると思いますが、金額のすり合わせという問題が発生するので、多分うまくいかないでしょうね。

途中で法人を通さなくするなら色々覚悟を

「会社を通して知り合ったお客さんと個人契約を結ばないこと」と書いた契約書がある場合は、最悪訴えられます。

おそらくそこまではしないとは思いますが、訴訟を起こすことはできる、という状態だと考えていいでしょう。

そうじゃなくても、様々な理由でクビにされると思います。

そのリスクを負うだけの価値がある、というのなら別ですが……。

こんな人は個人契約の家庭教師に向いている

  • そもそも家庭教師に向いている(勉強ができる、明るいなど)。
  • 様々な指導教科にマルチに対応できる。
  • 生徒さんのご家庭と親密な関係になることに抵抗がない 。
  • スケジュール管理がしっかりとできる。

こんな人は個人契約の家庭教師には向いていない

  • 一教科しか教えられない。
  • スケジュール管理が甘い。
  • イレギュラー対応に弱い。

1番ウマいのはやっぱり直接契約だが、効率よくやるなら会社を通す

中間手数料などがないので、やはり理想は、キチンと滞納しないで月謝を払ってくださるご家庭と直接契約を結ぶこと。

大学内の求人掲示板や友人のつてなどで、条件にあうご家庭を探すのがいいと思います。

一方で、効率を重視するなら家庭教師の会社を通すほうが数段楽できます。

家庭教師の会社で知り合ったご家庭と個人契約を結ぶのは、かなり後のトラブルにつながると思いますので、どうしてもやりたい方は自己責任で・・・。


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