サラリーマンに人気の中小企業診断士は副業で稼げる?本当のところを解説

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プロライターOTです。

  • 「中小企業診断士は副業として稼げるのか?」
  • 「中小企業診断士の副業はどんな事をするのか?」
  • 「中小企業診断士の資格はどうやって取得するのか?」

このような疑問を持っている、中小企業診断士の資格をとって副業を考えているあなたに向けた記事だ。

この記事では、中小企業診断士の仕事内容から副業の例、資格を取得するまでの流れについて紹介する。

中小企業診断士の資格を副業で活用した際に、あなたが満足する程度まで稼げるかどうかどうかの良い判断材料になるはずだ。

中小企業診断士の仕事内容とは?

中小企業診断士は、一言でいえば「国から認められた経営コンサルタント」だ。中小企業の経営の問題点を探し出し、その問題解決に助力する。

依頼を受けた企業からヒアリングを行い、経営診断報告書を提出するコンサルタント業が一般的な仕事内容となる。

中小企業診断士の仕事内容は大きく「公的業務」「民間業務」「研修」の3つに分類される。

公的業務は行政機関などの仕事で、民間業務は一般中小企業が仕事相手となる。

研修は中小企業診断士の知識を活かして、大学や受験専門機関で講師として講義するなどの業務のことを指す。

企業の経営資源(人、モノ、金、情報)に関する知識が身につくため、今後のキャリアアップや転職にも有利になる。

中小企業診断士の副業例

中小企業診断士を副業とする場合の具体的な例を紹介する。

補助金申請代行で稼ぐ

事業者が国から受ける補助金の申請を代行をする副業だ。補助金の何割かを報酬として得ることができ、知識体系的にほかの士業と比べても中小企業診断士の知識が最も活かせる。

報酬は補助金の10%程度が相場であるため、100万円の補助金申請を代行した場合は、10万円程度の報酬となる。

補助金をもらうための審査は年々難しくなっているため、専門のプロに頼る事業者は多く、今後の需要も減ることはないとみられている。

国から受けることができる補助金の存在を知らずに経営している事業者は多く、補助金の存在を伝える名目で営業でき、補助金を使うことができれば事業者側も得をするため、お互いに利益のある取引にできる。

補助金申請の書類はボリュームがあるものの、採用される書類形式はほぼ同じであるため、一度パターンを作れると後がとても楽になることからも、副業として補助金申請代行を行う中小企業診断士は多い。

資格取得のためのテキスト作成で稼ぐ

中小企業診断士の資格を取得するためのテキストや模試の作成をする。

中小企業診断士の資格取得は難しいため、教材となるテキストや模試の需要は高く、取得したての頃であれば受験者の気持ちもわかるため、最初の副業としてはおすすめだ。

いきなり一人で教材を作ることが難しいので、ベテランとともに作業をすることになる。ほかにも試験の添削作業や二次試験問題の作問なども依頼されることがある。

報酬はそこまで高くなく、実務経験は身につかないため、中小企業診断士として仕事が全く無い場合の仕事として考えたほうがいいだろう。

先輩中小企業診断士の手伝いで稼ぐ

独立している中小企業診断士の手伝いをすることで稼ぐ方法だ。先輩診断士のもとで実業務を行えるので、経験も得られて一石二鳥だ。

申請代行の書類作成を手伝ったり、コンサル対象企業の調査・資料のまとめなど仕事内容はさまざまだが、実際の中小企業診断士の仕事の仕方を間近で確認できる。

中小企業診断士は人脈がとても重要であるため、積極的に先輩中小企業診断士と繋がっていくと、今後の仕事の取得にも繋がってくる。

中小企業診断士になるためには?

資格試験の合格と実務補習が必要

資格試験は一次試験と二次試験に分かれている。一次試験は経済学や財務・会計、運営管理などの7つの科目に3年以内に合格する必要がある。

二次試験は一次試験に合格した後、事例に関する筆記試験と中小企業の診断、助言に関する能力を見るための口述試験に合格しなければならない。

それぞれの試験の合格率は一次試験が25%程度、二次試験が20%程度だ。

実務補習は二次試験に合格した後、3年以内に15日間を1回か8日間を2回の補習を受講しなければならない。

中小企業診断協会には入ったほうが良い?

中小企業診断協会は、中小企業診断士の全国組織団体だ。中小企業診断協会経由でコンサルタントを望む企業と、中小企業診断士の橋渡し役を担ってくれる。

前述のテキスト作成や先輩中小企業診断士からの仕事なども、中小企業診断協会に登録しておけば紹介してもらえるため、人脈の幅を広げるためにも登録しておくことをおすすめする。

また、中小企業診断士の資格は5年毎に更新する必要があるが、中小企業診断協会に登録しておけば更新のサポートを受けることができる。

入会金、年会費は地域によって異なるが、平均は入会金が3~7万円となり、年会費は5万円前後となる。

まとめ:中小企業診断士は副業としておすすめできるか

中小企業診断士を副業として稼ぐことは可能であるが、事業者や中小企業診断士との繋がりが必要不可欠だ。資格を取得できても満足のいく報酬を得ることは難しい。

しかし、中小企業診断士の知識はサラリーマンとして生きていく上で役に立つ知識ばかりであり、資格を取得することでキャリアアップや有利な条件での転職が可能となる。

単純に副業として稼ぐことを考えると難しいかもしれないが、資格取得に向けて得た知識は今後のサラリーマン人生に大いに役立つだろう。

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