こんにちは、Webライターのさとです。最近は、副業でライターをしていた経験を活かして「副業をしたい人」向けに様々な記事を書いています。
副業をしようと考える理由の大半は「月に使えるお金を増やしたいから」ではないでしょうか。副業をするならなるべく稼ぎやすいものが良いですよね。
私も「すぐ収入になる副業はないものか…」と思って探していました。そして、たまたま見つけたWebライターの仕事を副業として始めたところ、今では本業になっています。未来はどうなるかわからないですね…
この経験から私が感じているのは、副業で成功するコツの一つが「副業選び」であること。
間違って変な副業を選んでしまい時間もお金も無駄にした、なんて話はよく聞きます。せっかく副業を始めるならそのような事態は避けたいところ。
この記事では、副業のタイプを「スキル型とストック型」の2種類に分けた上で、以下について解説します。
- 2タイプの副業それぞれに求められること
- 副業を始める時にやってはいけないこと
- 比較的早めに結果が出せる副業
これから副業を始める人は、この記事を読んで実践すれば副業に失敗する可能性は減るかと思います。副業の経験を活かして紹介していきますので、是非参考にしてください!
副業には2種類ある【スキル型とストック型】
副業は、大きく2つのタイプに分けられます。
- スキル型【技術を身につけて収入を上げる】
- ストック型【自動的に収入が上がる仕組みを作る】
スキル型副業とストック型副業の最大の違いは、収入の増え方にあります。
スキル型【技術を身につけて収入を増やす】
技術(スキル)を身につけて収入を上げるタイプの副業を「スキル型副業」と言います。具体的には以下のような仕事があります。
- Webエンジニア
- Webデザイン
- Webライター
ちなみに私は「Webライター」として生計を立てています。
スキル型副業で収入を増やすには、スキルアップが必要です。スキルアップをすればより高い案件の仕事を受けられるようになります。Webライターを例にとってみましょう。
以下は、私がWebライターとして副業を始めてから今までに受注してきた仕事の平均単価です。
月 | 平均単価(1文字あたり) |
2019年4月 | 0.6円 |
2019年5月 | 1円 |
2019年6月 | 1.2円 |
2019年7月 | 1.5円 |
2019年8月 | 1.6円 |
2019年9月 | 1.6円 |
2019年10月 | 1.7円 |
2019年11月 | 1.7円 |
2019年12月 | 1.8円 |
2020年1月 | 1.9円 |
活動を始めてから10ヶ月の間に実績を積んでスキルアップをしてきました。今では当初の3倍の単価でお仕事をいただいています。
このように、スキルアップに比例して仕事の単価を上げられるのがスキル型副業の特徴です。
ストック型【継続的に収入が上がる仕組みを作る】
ストック型副業とは、継続的に収入が上がる仕組みを作るタイプの副業です。例えば、以下が当てはまります。
- アフィリエイト
- YouTube
- 不動産の賃貸
特にYouTubeの広告収入や、アフィリエイト収入などは不労所得として注目されていて憧れる人も多いはず。しかしストック型副業では、副業を始めてもしばらくの間は収入がゼロであることがほとんどです。
コツコツと仕組み作りに励んでいくことで、最終的に継続収入になるのがストック型副業の特徴です。
スキル型とストック型で収入の増え方が違う
スキル型副業とストック型副業で、収入の増え方が違います。
■スキル型副業…「スキルの高さ」「スキルの希少価値」「作業量」に比例して収入が増える。作業量をこなせばスキルアップし、自分の希少価値が高まる。
基本的には、やればやるほど収入が高くなるのが特徴。
■ストック型副業…アフィリエイトなら、リンク経由の広告のクリック数に応じて収入が増える。YouTubeであれば、動画の再生数に応じて収入が増える。基本的には、コンテンツが増える(ストックされる)ことで収入になりやすくなる。
最初の数ヶ月は収入がゼロに近く、コンテンツ公開後数ヶ月経ってから収入が出るのが特徴。運要素もある。
スキル型副業の最大のメリットは「やればやるほど収入が高くなる」ことです。たとえ仕事の単価が低くても数をこなせば立派な収入になります。
もちろん基礎知識を身に着けるための勉強は必要ですが、仕事の中で学べることも多いです。ガンガン仕事を請けて実績を積むのがオススメですよ!
一方、ストック型副業は「不労所得」のようで魅力的に映りますが「最初の数ヶ月は収入がほぼゼロ」という事実は必ず受け入れなければなりません。ですが根気よくコツコツ続けていけば稼げるようになる媒体であるのは確かです。
スキル型副業に求められること【自分の希少価値を高める】
スキル型副業は、業界における自分の価値に比例して収入もアップします。
具体的には、以下の2タイプを満たしていれば「業界における価値」が高いと言えます。
- 高いスキルを持っている
- 珍しいスキルを持っている
スキマ時間を活用して勉強したり、休日も副業に充てたり、といった努力をすれば1つ目の高いスキルは得られます。
しかし、スキル型副業に求められるのはそれだけではありません。2つ目の「珍しいスキル」を手に入れることも必要です。珍しいスキルを手に入れることで自分の希少価値を高めることができ、収入アップにつながります。
例えば、以下の方法で希少価値を高められます。
- 需要の高いスキルを身に着ける
- スキルの中でも特化したジャンルを作る
- スキルを掛け合わせて希少価値を高める
この項目では、自分の希少価値を高める方法を紹介します。では、詳しく見ていきましょう。
需要の高いスキルを身に着ける
需要の高いスキルを身につけていると、仕事が途切れる心配が減ります。今、人手不足になっている分野や、これから人手不足が予想される分野は需要の高い分野といえるでしょう。
需要が高いスキルの代表例は以下の通り。
- Webデザイナー(Webサイトの構成やレイアウトを作る仕事)
- Webエンジニア(システム構築・Webサイト制作・保守管理)
AIが進化していく現代においてWeb系の需要は高まる一方なので、Web関係の技術があれば多くの仕事を受注できます。
スキルの中でも特化したジャンルを作る
オールマイティに対応できるよりかは「この分野は任せとけ!」と言える方が良いです。
例えば、転職情報を紹介しているメディアが「転職についての記事を10本書いてほしい!」という募集を募っていたとします。そこで、2人のライターから応募がありました。
- ライターA:どんなジャンルでの記事でもお任せください!高い品質で納品させていただきます!
- ライターB:4回の転職経験があるので「転職のジャンル」ならお任せください!他のジャンルについても高い品質で納品させていただきます。
もし、あなたが依頼した立場ならどちらに仕事をお任せしたいでしょうか?おそらくライターBだと思います。「4回の転職経験」や「転職のジャンル」ならお任せください!といった文言があると期待度が高まりますよね。
一方ライターAは、どんなジャンルにも対応できるのは良いのですが、突出したスキルがあるライターBに比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
このように何か特化しているスキルがあれば、できる仕事のレベルも上がって収入アップにつながります。
特化しているジャンルの見つけ方【自分の経験に眠っている事が多い】
特化しているジャンルは、自分の経験に眠っていることが多いです。
例えば私は「マッチングアプリについての記事」が得意分野です。理由は以下の通り。
- 彼女が欲しくてたまらなかった
- そんなときに出会ったのがマッチングアプリ
- 「自分に興味を持ってもらうためにはどうしたら良いか?」を徹底的に研究した
- 結果、3つのマッチングアプリを使用して彼女ができた
正直、この経験をしている人はなかなかいないと思います。今は普及しているとはいえ、マッチングアプリでパートナーを見つけている人は多数派ではありません。
つまり、この経験をしているだけで自分の「希少価値」を高められます。マッチングアプリの攻略法を発信しているメディアにとっては欲しい人材になれるでしょう。
このように、特化しているジャンルのヒントは、自分の経験に眠っている事があります。
自分の経験が仕事に繋がらなさそうなら「浅く広く」から始めよう
先ほどはマッチングアプリを例にとりましたが、どうしても自分の経験と仕事が結びつかない!という人もいるかと思います。そんな人におすすめなのが「浅く広く」始める事です。
浅く広くとは、「最初はいろいろなジャンルにチャレンジしてみて、後から自分に合いそうなものに絞っていく」という意味です。
最初から自分に何が合ってるかなんてわからないので、まずは色々なジャンルの仕事にチャレンジしてみましょう。その結果、最終的に「自分にはこれが合ってるな」と言えるものが見つかればOKです!
スキルを掛け合わせて希少価値を高める
自分の持ってるスキルを掛け合わせると、希少価値の高い存在になれます。
「スキルを掛け合わせる」ってどういうこと?
では、具体的に説明していきましょう。
例えば「英語を扱える人」はそう珍しくはありません。同じように「Webライター」も珍しくはないですね。
では「英語を扱えるWebライター」ならどうでしょうか。現役Webライター目線で見てもレアな存在なので、希少価値はグンと上がります。実際に、受注できる仕事の単価も段違いに高いです。
これが、スキルの掛け算です。
英語を扱える人が100人に1人、Webライターが100人に1人なら、英語を扱えるWebライターは「100×100」で「10,000に1人」です。
このように、スキルの幅を広げて自分の希少価値を高めることも、収入アップへの方法です。
ストック型副業に求められること
何度も言うようですが、ストック型副業は「初めのうちは収入がほぼゼロ」であることを覚悟しなければなりません。
ブログの場合、3,000文字の記事を3時間かけて書いたとしてもそれが収入に繋がるかはわからないのです。もしかしたら誰にも読まれず、1円の価値にすらならないことも。
そうなると、時給0円になってしまいます。こんなことならバイトしていた方が良いと思いますよね?
ですが、ストック型副業で成功するには、そこで折れてはいけません。
著名なYouTuberやブロガーを見ていても、毎日更新は当たり前の世界です。悠々自適に見えても、裏では例外なくとてつもない努力をしています。(精神論っぽくてスイマセン。)
そこで、ストック型副業に求められるマインドを紹介します。
- 「すぐ稼げる」という過度な期待をしない
- 毎日の作業の習慣化
詳しく見ていきましょう。
「すぐ稼げる」という過度な期待をしない
せっかくストック型副業を始めたのに、やめてしまう人は多いです。
その多くは「頑張ればすぐ稼げる」という過度な期待をしています。
スキル型副業やコンビニバイトなどとは違い、努力量と収入は比例しないのが当たり前と思っておきましょう。個人的には「稼げたらラッキー」くらいがちょうど良いかと思います。
毎日の作業の習慣化
著名なYouTuberやブロガーを見ていると、毎日コツコツと更新しているのが普通になっています。
毎日、動画の撮影や記事執筆を継続するのは、一見難しそうですよね。私も継続ほど苦手なことはありません。笑
ですが、1日の行動を少し見直すことで、毎日の作業を習慣化することができます。そのための方法は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。
習慣化は、最初は「辛いな」と思うことが多いですが慣れたら「記事を書いていない自分に違和感がある」「動画撮影をしていないと落ち着かない」といった感覚になります。そのようになったら習慣化ができているサインですよ。
副業を始める時に「ストック型」から始めちゃダメ!
では、いざ実際に副業をはじめよう!となった時に、スキル型とストック型のどちらが良いのでしょうか?
結論から言うと、スキル型から始めるのが良いです。
なぜなら、スキル型の方が心が折れにくく、安定的に収入を得られるからです。以下の表では、スキル型とストック型の特性を比較してみました。
ストック型副業 | スキル型副業 | |
収入になるまで | 遅い | 早い |
精神的負担 | 大きい | 少ない |
努力の方向性 | 見失いやすい | 見失いにくい |
このとおり収入になるのが遅いため、精神的負担が大きいのがデメリットです。
この項目では、ストック型副業から始めちゃダメな理由について詳しく説明します。
すぐ収入が出ない【半年間0円は当たり前】
ストック型副業はすぐ収入が出ません。
例えばブログなら、数ヶ月〜半年間くらい収入ゼロは当たり前です。この記事で一番大事なことなので、何回も言っています。笑
ではなぜ、すぐ収入が出ないのでしょうか?ブログアフィリエイトを例にとります。
ブログアフィリエイトでは、サイトのアクセス数と収益がある程度比例します。つまり、まずはサイトにアクセスを集めなければなりません。
サイトへのアクセス経路は主に、
- GoogleやYahooなどの検索結果からのアクセス
- SNSからのアクセス
- ブックマークからのアクセス
- 他サイトのリンクからのアクセス
など。この中でも一番アクセス数を稼げるのが「GoogleやYahooなどの検索結果からのアクセス」です。実際に、私が運営しているブログでは、8割以上が検索結果からのアクセスです。
この「検索結果」に表示されるには、記事を公開してから3ヶ月ほどかかります。これはGoogle検索の仕組み上仕方ありません。
検索結果に表示されないことにはアクセスもないので、収益になりません。
これが、ブログを書いてもすぐ収入にならない理由です。
心が折れる可能性が高い
すぐ収入が出ないため、心が折れる可能性が高いです。よくあるのは以下の現象。
こんなに時間かけたのに全然お金にならない…わかってはいたけど、今までの時間はなんだったんだろう。
この先本当にお金になるのか不安でしょうがない…
このように、「すぐ収入にはならない」と頭でわかっていても、時間をかけた分の対価が見られないとキツいです。そして自分のしていることが次第に馬鹿らしくなってきて、最終的には投げ出してしまうことも。
特に、ストック型「だけ」に力を注いでいると心が折れやすくなります。
スキル型副業である程度収入を得られるようになってからストック型を始めると「まぁ、稼げたらラッキーだな」程度のマインドで始められますよ。
基本的に一人なので努力の方向性を見失いやすい
ストック型副業は基本的に一人で行います。ブログなら一人で書いて公開しますし、YouTuberなら一人で撮影して公開しますよね。
ただ、それだと自分の作ったものを評価してくれる人がいません。ユーザーが評価してくれるという考え方もありますが、ユーザーはプロではありません。
なので、自分の作ったものが良いのか悪いのか分かりません。これだと、どの方向に努力して行ったら良いかわからないので、成長効率が悪いです。
一方、スキル型副業だと、基本的にクライアントと自分の2者で仕事を進めます。
なので、自分の作ったものが、良いのか悪いのかを判断してくれます。これを「フィードバック」といいます。
フィードバックをしてもらえば、成果物の何がよくて何がダメかがわかるので、効率よく成長できます。
副業選びの時点で失敗するな!まずはスキル型から始めよう。
副業には、スキル型とストック型の2種類があります。
スキル型副業にはライターやWebデザインがあり、「スキルアップに比例して収入も上がる」特徴があります。特に希少性の高いスキルを持っていると重宝されるので、そこを狙っていきましょう。
ストック型副業の代表はアフィリエイトやYouTubeなど。いわゆる「不労所得」になり得る特徴があります。寝ててもお金が入ってくるのは魅力的にですが、そう簡単ではありません。
収入になるまでに時間がかかるため「半年間、ずっと収入ゼロ」なんてこともザラです。さらに、不労所得とはいえ何もしなくて良いわけではありません。ブログアフィリエイトであれば毎日更新が普通の世界です。かけた時間の割には小銭にしかならないことが多いので、大半の人が心が折れてしまいます。
これらの理由から、副業を始めるならまずは「スキル型」からのスタートがおすすめです。
スキル型副業であるWebライターやエンジニア、Webデザイナーから始めれば副業に失敗する確率は格段に下がります。特にWebライターは初月から1万円以上の収益を狙えるので、すぐにでもお金が欲しい人はおすすめですよ!
ある程度スキル型で安定した収入を得てから、ストック型に手を出していくのが個人的にはおすすめです。
副業選びで失敗すると、時間もお金も無駄にしてしまいます。せっかく副業をやるなら成果が出やすい仕事が良いですよね。これから副業を始めようとしている人は、是非この記事を副業選びの参考にしてみてください!
副業についての記事は他にもあります。
どれも経験者の視点で書いたので信ぴょう性は抜群です。気になる方はチェックしてみてください。
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