ライターのReenaです。
なんとなく買い集めてた古着を転売したら儲かった体験談をお話します。
バイト先の友達同士で応募した初めてのフリーマーケット。
ほとんど娯楽の無い地元。そんな地元で月1回開催されるフリマは、住人がこぞって入場料300円を払って参加する、ちょっとしたお祭りイベントでした。
そんななか、ひょんなことから39マートで購入した古着を倍以上の値段で売ってみると・・・なんとバカ売れ!
390円均一で買ったアウター・ネルシャツ・ジーンズと様々なジャンルの洋服が次々とお札に化けていく。
あれ・・・これもしかして・・・稼げるんじゃない??
フリーマーケット出店のきっかけ
私が若かりし頃・・・。
当時「○○年製のビンテージリーバイス20万円」などが即完売するくらい空前のアメカジ古着がブームで、街の古着屋へ行けば「ネルシャツ一枚5000円」など中高生には高すぎて小遣いも即KO。
そんな時代にどこから現れたのか、
- 390円均一の古着屋「39(サンキュー)マート」
- 1g=5円重さ(グラム数)で料金が決まる古着屋の「キロストア」
- とにかく安くて種類が豊富な盛岡発祥の古着屋「HANJIRO」
という激安古着屋が登場し、足繁く通い尽くしてました。
カジカジなどの雑誌を見ながら一つ一つ形状を覚えては何万着という古着の山からひたすら探す、という毎日で【探す→買う】が日課になりもはや遊びの一部になっていたと記憶しています。
「このゴミの山を早くどうにかして!!」
古着屋にあった山のような古着は、私の部屋の真ん中に小さな山を作るようになり、【掃除大臣:母の怒り】が突然噴火してしまったのです。
ゴミの山とは失礼な!!母よ・・・宝の山が目に入らぬか?!
穴の空いたダメージジーンズや色褪せてポケットが擦り切れた革ジャン・・・ん?!あっ、これよく見たらゴミだわ!!
と、若気の至りから少しだけ目覚めた私。
「仕方がないし使ってもらえる誰かに売るか・・・」
という考えになりましたが、海外古着は仕入れが安いためリサイクルショップで売ったところで二束三文にしかならないことも認識していました。
そこで思い出したのが中学生の時によく遊びに行っていた地元のフリーマーケット。
「さっ、古着売って儲けて、服を買うぞー!!」(結局懲りてない)
初めてのフリーマーケットでの出店
ネットで調べたフリーマーケットの出店料が【3m×3m=3000円】と、1人で売るにはスペースもまあ広いし値段も高い。
何より一人でお店をやるなんて心細すぎるわ!ということでバイト先の友人を二人誘って参戦。
まずは出店料の他に何がいるんだろう??、とネット検索し100均で買い揃えてみました。
フリーマーケット出店で買い揃えたもの
まず初めてのフリーマーケットをやったうえで100均で買い揃えたものをご紹介しましょう。
- レジャーシート(1.8m×1.8mを2枚)
- 養生テープ
- 赤マジック
- 黒マジック
- レジ袋(お客さんに渡す用)
- 画用紙(看板用)
お金を稼ぎに行くのにお金を使うのはおかしい!!
と、最小限の構成で挑みました。季節物の日焼け止めや防寒具はあってもいいだろうなとは思いますが、正直コレで大丈夫でした!
お釣りも、行きの電車で往復分の切符を買ってお釣りをくずした程度で、一万円札や五千円札はまとめ買いを強要するという強硬手段で乗り切りました。
フリーマーケット開店までにやったこと
当日はパンパンに詰めたリュックサック2つを前後に背負う世界を旅するバックパッカーのようなスタイル(実際に運搬中はち切れて大変なことにもなった・・・)+トートバック3つに古着を山盛り詰めて会場入り。
受付けを済ませて他の人がどんなものを売っているか?どんな値段で売っているか??を偵察に。
「あれ・・思ってるより単価が高くないか??」
フリマといったら100円玉でなんとかなる世界のハズが・・・、何故かそこの会場は業者が多く【シャツ:3000円】【革ジャン:12000円】のような強気営業だったのです。
売れ残ったら最終時二時間くらいで100円均一にしよう!くらいの軽い気持ちで取り敢えず真似して当初用意していた値札に「0」を一つ多くつけてみました。
- 革ジャン・スタジャンなどのアウター⇒2000円
- ネルシャツ・ラガーシャツ・ジーンズ⇒1000円
- Tシャツ・ロンT⇒500円
正直ここは友達との悪乗りでしたね!それでも他の出店者さんと見比べても安い方でした。
いよいよフリマが開店
そうこうするうちに午前10時になり開場になりまずは一人目のお客さんが立ち寄ってくれました。
「これは原価はいくらするの?」「これはどこのブランド??」など矢継ぎ早に質問が来ます。
「これは心斎橋の古着屋で買いました!(39マートで購入は隠す)」
「これはヨーロッパ系の古着屋で買いました!!(HANJIROで購入は隠す)」
そしてここでトドメの一言。
「このデザインカワイイですよね!どれもブランドとかはないですが一期一会の古着なのでもう出会えないデザインかも知れませんね。」
ファーストフード店のアルバイト店員とは思えないレベルの接客をしたと思います。
嘘はついてないし思い入れのある古着だったので一着一着【値段】以外のストーリーを丁寧に説明していきました。
そしたら「あっ、じゃあコレとコレ」と言ってアウターを2点購入してくれました。
それは2つとも39マートで購入したものだったので少し心が痛み「2つ買ってくれたから500円オマケしときます!!」と言って商品を手渡しました。
フリマでバカ儲けしちゃいました
一緒に出店している友人達も順調に売れ、この日は連休中という事もあり正午には会場がピークに。
色んなお客さんがひっきりなしに来てくれて色んなやり取りや取引きをしました。
ジャンケンで私が負けたら値引きにしたり、まとめ買いしてくれるお客さんには何か一点オマケをつけたり。
午後2時には私以外の2人が完売し、私もTシャツやロンTなど「これは売れないだろうな」というもの以外はほとんど売れてしまったのもあるし、待っていた友達の手前そのまま店じまいをして集計に入ります。
具体的な集計は覚えてませんが売上げは30着前後で40000円近くありました。
この日持ってきたものの半数はサンキューマートで購入したものだったので、ゴミ山だった古着なのになんと利益がでてしまったのです。
友人たちは10000円弱だったので、私が持ってきた商品数が5倍近く差があります。初めてのフリマでしたが気合と根性で売りさばいたのでした。
フリーマーケットで稼げた理由まとめ
ごみ捨て感覚のつもりできたフリマで正直こんなに稼げるとは思わなかったので、稼げたであろう理由を自分なりに分析してみることに。
- 有料のフリマなので「何か買っていかないと損をする!!」という心理効果
- テーマパークに近い会場だったので顧客の財布の紐がそもそも緩かった
- 私自身、古着をずっと見ていたので目利きのレベルが高かった
そして「古着は一期一会」という当時古着屋が使い古していたキーワードに助けられたというのが一番大きいと思います。
そんな私も今ではママになり、子どもの服をフリマアプリに出したり、年に数回ある西松屋やしまむらの激安セールで仕入れては転売したりと、今でもフリーマーケットは身近な存在。
インターネットのお蔭でマーケットも拡大したので、みなさんもぜひやってみてはいかがですか?
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