こんにちは、Webライター兼ブロガーの「さと」です。皆さんは、このような悩みを抱えたことはありませんか?
SEO対策をしているけど、なかなか成果が出ない…何かやり方が間違っているのか?
正しいSEO対策を理解して、自分のサイトを検索上位に表示させたい!
今回は、このような悩みを持つ方に向けて「検索意図」を意識したSEO対策を解説します。
Webサイトを運営している人なら誰しも、「SEO」を意識したサイト運営を行い、検索上位に表示するための施策を行う必要があります。
検索をする人は、わざわざ検索窓にキーワードを打ち込んでまで情報にアクセスしようとしてくれます。つまり「検索意図」を持っているということ。私たちは、この「検索意図」を汲み取る必要があります。
ユーザーファーストのSEO対策は、以下の3項目によって成り立ちます。
- 対策キーワード選定【検索意図を意識】
- コンテンツ作り【検索意図を意識】
- 内部リンク・被リンク【読者の動線を意識】
この記事では、上記3項目について深掘りしていきます。
検索意図をしっかり捉えたライティングをすることで、検索上位に表示する確率がアップします。ブログ運営者やライターの方は必見ですよ!
SEO対策は「検索意図」を理解しないと失敗する理由
SEO対策で最も重要なことは「検索意図」を理解することと言っても過言ではありません。
記事を書いても上位表示されない、という人はまず「検索意図」を理解しているか?を疑ってみてください。
もし「検索意図」を気にせずに記事を書き始めているようなら、書く前から失敗が確定しているようなものです。
まずは「これから自分が書こうとしているテーマは、誰に求められている情報なのか」を見極めましょう。その方法を解説していきます。
SEO対策の方法①キーワード選定【検索意図を意識】
「検索意図」を意識したキーワードを選定する際には、「検索する人の立場になって考える」視点(=検索意図の把握)が必要です。
なぜなら、検索する人の気持ちがわからないと、どんな情報を提供したらいいか分からない(=どんな記事を書いたらいいか分からない)からです。
例えば「副業 おすすめ」で検索する人は「稼ぎやすい副業って何だろう。とりあえず、いろいろな副業を比較して選びたい。」と考えていることが想像できますよね。
にも関わらず、「ブログのことだけおすすめしている記事」は必要とされるでしょうか?されませんよね。
それは検索する人の気持ちを無視した記事にすぎません。実際に「副業 おすすめ」で検索すると、以下のような検索結果が返されます。
「副業 おすすめ」で検索する人は、
- 「おすすめ副業45選」
- 「ネット副業まとめ」
- 「おすすめの副業ランキング」
といったような、「いろいろな副業の比較ができる記事」を求めているということになります。このようにして、検索意図を把握していきます。
では、具体的なキーワード選定の方法を解説しましょう。
対策キーワードを決める方法【重要】
対策キーワードを決める際は「検索する人の立場になることを意識する」と解説しましたが、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?
例えば当ブログのように一部の記事で「稼ぐ力をつける方法」を発信しているサイトであれば、どのような人が当ブログに訪れるでしょうか?少しイメージしてみましょう。
- 「ブログで稼ぎたい人」
- 「物販で稼ぎたい人」
- 「おすすめの副業を探している人」
ざっくりと、このような感じですね。では、自分が上記のような人だったら、それぞれどのように検索するでしょうか?
どんな人? | キーワード |
ブログで稼ぎたい | ブログ 稼ぐ |
物販で稼ぎたい | 物販 リスク |
おすすめの副業は? | 副業 おすすめ |
このようなキーワードで検索することが予想されます。では、それぞれの読者の現状をイメージしましょう。
キーワード | 読者の現状(ニーズ) |
ブログ 稼ぐ | ・ブログで稼ぐ仕組みはざっくり知ってる。 ・ブログで稼げるようになるまでのノウハウが知りたい |
物販 リスク | ・物販で稼ぐ仕組みは知っている。 ・物販にはどのようなリスクがあるか知りたい |
副業 おすすめ | ・おすすめの副業を探している。 ・稼ぐ仕組みがわからないから、わかりやすく説明してほしい |
このように、狙ったキーワードから想像を膨らませることで「このキーワードで検索した読者は、どんな情報を求めているか」を読み取ることができます。
では、狙うキーワードの候補が決まったところで、これらのキーワードは「本当に検索している人はいるのか?」ということを深掘りしていきましょう。
対策キーワードの検索ボリュームを確認しよう。
検索ボリュームを確認する目的は、これから狙うキーワードは、実際に検索されているキーワードかどうかを知るためです。
例えば「副業 おすすめ」で上位表示を狙ったとしても、誰も検索していないキーワードだったら意味がないですよね。
検索ボリュームを確認するためには、ツールの使用が必要不可欠です。検索ボリュームを確認するツールは以下の通り。
- Googleキーワードプランナー
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
今回は、完全無料で使用できるUbersuggest(ウーバーサジェスト)を紹介します。
では、トップページから「副業 おすすめ」で検索してみましょう。
すると、上記のように「月間検索ボリューム」などが表示されます。また、ページを下にスクロールすると、2語以上の「複合キーワード」のボリュームも表示されますよ。
この「検索ボリューム」が多いほど、上位表示された時により多くのユーザーを集客できますが、サイトを上位にする難易度は上がります。
冒頭でもいった通り、ボリュームが0のワードを狙っても、検索する人がいないのである程度ボリュームがあるキーワードを選定しましょう。
まずは、ロングテールSEOから攻めていくこと。
まず初心者の方は、ロングテールSEO戦略で検索上位を狙うとよいでしょう。具体的な解説の前に、そもそも「ロングテールってなに??」という方に向けて、用語の意義を解説します。
■ロングテールSEOとは?
2つ以上のキーワードで検索するユーザーの集客を目的としたSEO戦略。検索総数と競合サイトも少ないため、検索上位にサイトを表示させることが比較的容易だが、1つのキーワード群から得られる収入は小さい。
例えば、「ブログ 稼ぐ」や「北海道 引っ越し 12月」などが該当します。これらのキーワードは上位表示させることが比較的容易のため、「自分のSEO対策が正しいかどうか」を知ることができます。
では、「ロングテールキーワード」の選定方法を紹介します。ここでもUbersuggest(ウーバーサジェスト)が活躍してくれます。
先ほど検索した「副業 おすすめ」だと、月間検索数が「49,500」のため、検索上位にあげるのは、かなり難易度が高いと言えます。
なので、狙い目としては「副業 おすすめ スマホ」や「副業 おすすめ ブログ」などのキーワードから上位を狙っていくと良いでしょう。
ちなみに私が運営しているブログは、この「ロングテールSEO戦略」で、複数のキーワードで上位を獲得しています。
- 「毒親 理不尽」で1位(https://satopic.net/dokuoya-rihujin/)
- 「毒親 理解」で3位(https://satopic.net/dokuoyarikai/)
- 「毒親 絶縁」で6・7位(https://satopic.net/zetuen-kimoti/)
SEO対策の方法②コンテンツ作り【読者が求める内容を】
キーワード選定が完了したら、コンテンツ作成に移ります。ここでも「検索意図の把握」が重要な視点になります。
コンテンツ(本文)作成の時に必要なことは以下。
- 対策キーワードで検索をする【これで読者ニーズがわかる】
- 主張には必ず根拠を持たせる
- タイトルと見出しにキーワードを入れる
順に説明します。
読者ニーズは、対策キーワードで検索すればわかる。
読者が求めている内容(=ニーズ)は、検索すれば一発でわかります。
なぜなら、Googleの検索エンジンは「ユーザーに求められている情報」をAIが読み取って検索結果に反映しているからです。つまり「検索結果=読者ニーズ」です。
試しに「ブログ 稼ぐ」で検索してみました。
では、検索結果の1ページ目に表示されている10個のサイトには、どのような内容が書いてあるのでしょうか。各サイトをざっと読んだ上で、以下の表にまとめてみました。
キーワード | ブログ 稼ぐ |
コンテンツ内容 | 1位:具体的な稼ぐ方法(7サイト) 2位:どれほど稼いでいるか(実績公開)(4サイト) 3位:ブロガーの現実(3サイト) 4位:稼ぐ仕組み(1サイト) |
上位10サイトのうち、7つのサイトが「ブログで稼ぐための具体的な方法」を紹介していました。
つまり、「ブログ 稼ぐ」で検索する読者が最も求めている情報は、「ブログで稼ぐための具体的な方法」ということになります。そして、付加情報として実績公開をすると、なお「求められている情報」に近づけることができます。
このように検索をすることで、読者の正確なニーズがわかります。
主張には、必ず根拠を持たせること。
読者は、「不足している情報」「疑わしい情報」があると、すぐに今読んでいるサイトから離脱し、他のサイトに飛んで行ってしまいます。
そうなると読者に手間をかけてしまうし、直帰率の低下やサイト滞在時間の低下に繋がり、SEOの観点でも悪影響です。
そのためには「主張に対する根拠」を示すことが重要です。根拠とできる情報の例は以下。
- 公的機関の情報
- 公式サイトの情報
- Wikipediaなどの辞書
- 論文
上記のような「正式な文章」をソースにしなくてはなりません。
>>また、根拠の付け方に関してはこちらで詳しく解説しています。参考にどうぞ。
記事タイトル・見出しに対策キーワードを入れる。
基礎中の基礎の内容ですが、タイトルや見出しには対策キーワードを入れましょう。注意点は以下の通り。
- タイトルの前半にキーワードを入れる。
- <h2> にキーワードを入れる。<h3>はなるべく入れる。
- 不自然な文章にならないようにする。
また、本文にも意識的にキーワードを入れましょう。
>>SEOを意識した「タイトル」の付け方について詳しく知りたい方はこちら。
>>SEOを意識した「見出し」の付け方について詳しく知りたい方はこちら。
SEO対策の方法③内部リンクの構築と被リンク対策【読者の動線を意識】
最後に「検索意図」から一歩踏み込んで、「読んでいる時の読者の気持ち(=動線)」に寄り添いましょう。
ここでは、SEO対策において非常に重要な「リンク」について解説します。リンクの種類は大きく分けて2種類あります。
- 内部リンク
- 外部リンク(被リンク)
特に外部リンク(被リンク)については、扱い次第で検索順位を大きく変動させるほどの影響力があります。
では、順に解説します。
内部リンクの充実
内部リンクとは、「同一サイトに飛べるリンク」のことです。例えば、以下のようなものが内部リンクの代表例です。
- ○○について詳しく知りたい方はこちら。
- 関連記事はこちら。
- あわせて読みたい
このような文章とともに、他のページへのリンクが貼られているのを見たことがありませんか?これが内部リンクになります。
内部リンクを貼る目的は、以下の2つです。
- ユーザビリティ向上
- 直帰率の低下と滞在時間の向上
自分にとって必要な情報を読者が選択できることで、読者の利便性(=ユーザビリティ)の向上に繋がります。
読者が「このことについてもっと詳しく知りたい!」となるであろう箇所に内部リンクを差し込むのがコツですよ。
また、内部リンクから別ページに飛ぶことでサイトの「直帰率」を下げることができ、SEO的に見てもプラス評価になります。
SEO対策とユーザビリティの向上のためにも、「内部リンクの充実」は欠かせません。
被リンクの対策【SEOに大きな影響】
被リンクとは、「他サイトに自分のサイトへのリンクが貼られている状態」のことを指します。例えば、
- 「引越しの手順」がわかりやすく載っているブログはこちら!
- 私が見本にしているサイトはこちらです。
という文章とともに、他のサイトへのリンクが貼られていることがありますよね。この場合は、「紹介されたサイトが被リンクを獲得した」という状態になります。
被リンクを獲得したサイトは、SEO的にも大きなプラス加点があります。被リンクを貰うためには、「この記事さえ読めば大丈夫!」というようなわかりやすく有益なコンテンツを作る必要があります。
また、SNSでのシェアも被リンク獲得には効果的です。シェア自体が被リンクになる訳ではありませんが、SNSによって記事の知名度が上がり、のちのち被リンクがつく、ということもあります。
SEO対策の方法まとめ【検索意図を意識せよ】
この記事では「検索意図」を掴んで、SEO対策に繋げる方法を解説しました。
SEO対策は、以下の3つの柱によって成り立ちます。
- 対策キーワード選定【検索意図を意識】
- コンテンツ作り【検索意図を意識】
- 内部リンク・被リンク【読者の動線を意識】
ブロガーであれ、ライターであれ、書いた文章には必ず「読む人」がいます。その思考が抜け落ちてしまってはいけません。
「ユーザーは何を思ってこのキーワードで検索するんだろう?」
この想像力が、検索意図を把握する第一歩です。
想像力をフルに働かせて、ユーザーの「行動」に繋げる手助けをするのが「ブロガー・ライター」の役割です。
ぜひ本記事を参考にして、効果的なSEO対策に繋げていきましょう!
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