ブロガー兼Webライターのさとです。今回は、
「ブログで読みやすい文章を作るコツ10選【練習方法も公開】」
と題して、「読みやすい文章を作るためのコツ」を紹介していきます。
では、突然ですが質問です。ブロガーやライターの皆さんは、以下のような悩みを抱えたことはありませんか?
ブログ初心者A:「自分の文章って、○○さんのブログと比べたら読みにくいよなぁ。でも何が悪いかわからないから、読みやすい文章を書くコツを知りたい。文章の練習をする方法も知りたいな。
今回はこのような悩みを抱えた人に向けて、
- ブログで読みやすい文章を作るコツ(10項目)
- ブログで読みやすい文章を書く方法(5項目)
について解説します。
私が実際に今回紹介する方法を3ヶ月実践したところ、驚くほどの文章力の向上が見られました。(過去の文章を見るのが恥ずかしくなるほどです。)
専門用語などは一切省いて紹介するので、初心者の方にとっては実践しやすい内容かと。「読みやすい文章」を作るためには参考にできる内容となっています。ではどうぞ!
ブログで読みやすい文章を作るコツ【10個あります】
ブログで読みやすい文章を作るコツは全てで10項目あります。
具体的には以下の通り。
1.最初と最後に結論を書く
2.タイトルで本文の内容を伝える
3.見出しでも本文の内容を伝える
4.箇条書きを使う
5.文字装飾をする
6.専門用語は避ける
7.漢字を連続して使わないようにする
8.同じ文末が連続しないようにする
9.改行・スペース・段落を適切に使う
10.数をこなす
順番に説明していきます。
1.最初と最後に結論を書く
ブログの文章には、「結論(主張)」がつきものです。
具体的には以下の方法で記事を書き進めていけば、読者にとっても読みやすい記事に仕上がります。
結論(主張)
↓
理由
↓
具体例
↓
結論(まとめ)
では、なぜこの順番が良いのでしょうか?
その答えは、読者が検索をする目的は、「結論(=疑問に対する答え)を知ること」だから。
正直、結論さえ知れれば、付随している文章なんて読む必要がありませんよね。
例えばあなたが、結論を後回しにして、内容を先にダラダラ書いてあるブログを見たらどう思いますか?
- 「うわ、このサイトわかりづらっ」
- 「え?結局何が言いたいの?」
と感じて、サイトを閉じるでしょう。読者にそう思われてはダメなんです。
読者が検索をする目的である、「結論(=疑問に対する答え)を知る」事を満たしてあげるのが、「ライター」「ブロガー」という仕事です。
まずは、「結論」から書くことが、読みやすい文章を作るコツですよ。
2.タイトルで本文の内容を伝える
「タイトル」は、サイトがクリックされるかどうかを分ける、重要な役割を担っています。
さらに、本文の内容を伝えるための文章でもあります。いわば本の表紙のようなもの。
ではどうやって、「タイトル」を使って本文の内容をうまく伝えたら良いのでしょうか?まずは以下の例文を見比べてみてください。
■悪い例
「ブログの書き方に悩んでいる人に向けて。」
■良い例
「ブログで読みやすい文章を作るコツ10選【練習方法も公開】」
「悪い例」のようなタイトルだと、ブログの書き方に悩んでいる人に向けて書いているのはわかりますが、どんな内容を書いているのかさっぱりわかりませんよね。
逆に「良い例」だと、「読みやすい文章を作るコツ」というように、どんな内容が書いてあるのかよくわかるし、「10選」という情報からも「どれだけの情報量なのか」も、読者に伝えられていますね。
このように、タイトルだけで文章の中身を伝えることも重要です。
3.見出しでも本文の内容を伝える
タイトル同様、見出しでも文章の内容を伝えましょう。
見出しは、本文の中に記載されるいわば「目次」のようなものです。
読者は、この「見出し」を頼りに、「この文章の内容には、どんなものがあるのか」「どこに自分の求めている情報があるのか」などを調べます。
悪い例と良い例はこちら。
■悪い例
中見出し:読みやすい文章のコツ
小見出し:その1
小見出し:その2
小見出し:その3
■良い例
中見出し:ブログで読みやすい文章を作るコツ【10個あります】
小見出し:1.結論を書く
小見出し:2.タイトルで本文の内容を伝える
小見出し:3.見出しでも本文の内容を伝える
「悪い例」のような見出しだと、小見出しの中の詳細が見えてきません。
一方、「良い例」のような見出しだと、中見出しで「情報量」を伝え、小見出しで「詳細の情報」について記載しているので、読者は見出しだけ見れば大方の文章の中身は理解できますよね。
このように、「タイトル」のみならず「見出し」でも、本文の内容を伝えることが重要です。
4.箇条書きを使う
箇条書きを使うことで、一気に読みやすい文章になります。
以下の例文をご覧ください。
■悪い例
読みやすい文章のコツは、最初と最後に結論を書き、タイトルや見出しでも本文の内容を伝え、箇条書きを使い、文字装飾をし、専門用語は避けることです。
■良い例
読みやすい文章のコツは以下の通り。
- 最初と最後に結論を書く
- タイトルや見出しで本文の内容を伝える
- 箇条書きを使う
- 文字装飾をする
- 専門用語を避ける
「良い例」のように、箇条書きにするだけで、見やすさが大きく変わりましたね。
逆に「悪い例」だと、文章を見た瞬間「うっ!!」となってしまい、他のサイトに行ってしまうでしょう。
情報を並べる場合は、「箇条書き」が活用しやすいので、ぜひ活用していきましょう!
5.文字装飾をする
「太文字」「黄色マーカー」などの文字装飾も、読みやすい文章にするコツです。読者に伝えておきたい要点を示す時などに、「太文字」「黄色マーカー」を活用すると効果的です。
読者も、どこを読んでおけば良いのかがわかるので、おすすめの方法と言えますね!
しかし、用法と用量を守ることが大切です。
以下の例文をご覧ください。
■悪い例
ブログで読みやすい文章を作るには、文字装飾をすることが重要。
■良い例
ブログで読みやすい文章を作るには、文字装飾をすることが重要。
悪い例のように、複数の色を使ってしまうと、読みにくくて仕方ないですよね。
良い例だと、「文字装飾」だけが色付けされているので、読者からすると「ああ、文字装飾が大事なんだな。」と理解する、というわけです。
理想としては、文字装飾をした場所さえ読めば、本文の内容が理解できるレベルになれば素晴らしいです。
6.専門用語は避ける
読みやすい文章を目指すのなら、「専門用語」をいかに使わずに読者に伝えられるかが鍵です。
例えばあなたがライティングについての知識がゼロだとしましょう。
SEO対策について何か調べ物をしているとして、以下のような文章を見たらどう思いますか?
<h2>タグ内に対策KWを適度に挿入することで、検索エンジンに評価される。
正直、ちんぷんかんぷんですよね。「タグ」?「KW」?「検索エンジン」?のように、疑問が疑問を呼ぶと思います。
初心者向けの記事を書くなら、専門用語はなるべく使わず、一般的な表現にしましょう。もし専門用語を載せるならば、用語の簡単な説明を書いておきましょう。
あとは、「例え」や「画像」を差し込むのもありです。
7.漢字を連続して使わないようにする
漢字が連続すると、文章が読みにくくなってしまうのをご存知ですか?
目安としては、 5字以上の漢字の連続は避けたほうが良いです。以下の例文をご覧ください。
■悪い例
北海道旅行で十勝地方に行く際は、帯広空港から自動車を利用するのが望ましいです。
■良い例
北海道の旅行で十勝に行くときは、帯広空港からレンタカーを借りると良いですよ。
このように、書いてある内容は同じでも、意識して漢字を減らす事で、読みやすくなりました。全体的にスッキリした印象になりましたね。
上記の例で工夫したところは以下の通り。
- 「北海道旅行」→「北海道の旅行」
- 「十勝地方」→「十勝」
- 「自動車」→「レンタカー」
- 「利用」→「借りる」
このように、漢字を減らしても意味は同じなので、読者には伝わりますよね。
漢字が続くと、ごちゃっとした印象を読者に与えてしまいます。まずは、意識して漢字を使わないようにしてみましょう。
8.同じ文末が連続しないようにする
同じ文末が続くと、文章のリズムが悪くなってしまい、読者に「幼稚な文章」という印象を与えてしまいます。
以下の例文をご覧ください。
■悪い例
ブログを読みやすくするための方法は3つあります。まず、主張(結論)を書くことが大切です。次は主張の理由を書きます。最後に理由の具体例を書きます。
■良い例
ブログを読みやすくするための方法は3つあります。まず、主張(結論)を書きましょう。次は主張の理由を書き、最後に理由の具体例を書きます。
悪い例だと、「〜です・ます」調が連続してます。これだと、なんだか幼稚くさい文章ですよね。
良い例の場合は、「〜です・ます」「〜しょう」「〜き、・し、」「〜です・ます」というように使い分けがされています。
このような使い分けをすれば、リズムが悪くて幼稚な文章は避けることができます。
目安としては、同じ文末が3連続すると、幼稚な印象を与えかねません。
気づくといつの間にか文末が連続していることがあるので注意しましょう。私もよく連続することがあるので、特に気をつけています・・・!
9.改行・スペース・段落を適切に使う
適度な位置で「改行・スペース・段落分け」を使用するのも、読みやすい文章にするためのポイントです。
改行のない文章は、パッと見ただけで読む気が失せます。私なら即座にページを閉じますね。
以下の例文をご覧ください。
■悪い例
見やすい文章の書き方を知りたい。そんな悩みを抱えている人に朗報です。ブログとWebライティングで月10万円以上を稼ぐ私がブログ初心者に向けてわかりやすい文章の書き方を紹介します。難しい専門用語などは省略しながらわかりやすく解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね!なお本記事は実体験に基づいて書いています。
「、」もなければ改行もありません。こんな文章を見たら、「うっ・・・!」となってしまう人も少なくないのではないでしょうか。私もその一人です。
読者に不快感を与えないために、「改行・スペース・段落分け」を適切に使用しましょう。改善した例が以下の通り。
■良い例
「見やすい文章の書き方を知りたい。」
そんな悩みを抱えている人に朗報です。
本記事では、ブログとWebライティングで月10万円以上を稼ぐ私が、ブログ初心者に向けて「わかりやすい文章の書き方」を紹介します。
難しい専門用語などは省略しながらわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
なお本記事は実体験に基づいて書いています。
このように、ちょっとした工夫をすることで読みやすさは大きく変わります。
「読者の目線に立ったらどう思うか?」というような客観的な視点で、自分の文章を見つめ直してみると、読みやすい文章を作るカギになりますよ。
10.数をこなす
結局のところ、経験値を積まなければ読みやすい文章を書くことはできません。
並み居るプロブロガーの方々は、500日以上の毎日更新を続けていたり、1日5記事以上執筆していたりと、圧倒的なボリュームをこなしています。
短期間で読みやすい文章を作れるようになりたいならば、改善を重ねながら、圧倒的な数量をこなす必要があります。
ここで、Webライターで大きい成果を出している友人のプロフィールを紹介します。
- ライターを始めて3ヶ月で、月10万円以上の収益を達成(副業)
- 超大手メディアの専属ライター
- ロングテールキーワードながら、SEO2位を獲得
このような実績を、3ヶ月で生み出しています。しかし、その実績は圧倒的な努力によるものです。この友人の平日の1日のスケジュールは以下の通り。
6:30 起床・弁当作り・朝食
7:30 執筆(1時間30分)
9:00 家事
9:30 執筆 (2時間30分・累積4時間)
12:00 出勤・仕事(本業)
21:00 退社
21:30 帰宅・身支度
21:50 執筆(3時間00分・累積7時間)
1:00 入浴・就寝
正直、えげつない努力量ですよね。本業をしながら、毎日7時間をライター業に投下しています。しかし、短期で成果を出したいならこれほどの努力量は必要、ということが言えます。
当然、健康にも気を使わなければなりません。
ブロガーなら毎日更新、ライターなら月10万文字くらいは請けておきたいところです。
ブログで読みやすい文章を書く方法【5つあります】
ここまで、ブログで読みやすい文章を作るコツを紹介しました。
せっかく紹介したコツ。せっかくなら本記事で、身につけるための勉強方法も紹介しましょう。
具体的には以下の通り。
1.真似をしながら書く
2.まずは、基本に忠実に書く【オリジナリティーは後回し】
3.文章力に関する本を読む
4.添削をしてもらう
5.とにかく数をこなす
順に紹介します。是非実践してみてください。
1.【重要】まずは、基本に忠実に書く【オリジナリティーは後回し】
まず最初に一番重要な心構えを紹介します。
それは、「基本に忠実に書くこと」。
よく勘違いをする人の例として、「オリジナリティーが大事だ!」という人がいますが、それは半分正解で、半分間違いです。
なぜそんなことが言えるかというと、「オリジナリティーは基本の上に成り立つものだから」です。
まずは、本記事で紹介したことを守りながら書いたり、本に書かれている内容を忠実に守りながら書いたりすることが必要です。
人間の脳は、「同じことを繰りかえす」ことにより、「習慣化」されていくので、「オリジナリティーが大事だ!」と言って基本から逸れていると、一生かかっても基本が身につきません。
以上の理由から、読みやすい文章を書く力を身につけるためには「基本に忠実に書くこと」が求められます。
2.真似をしながら書く【一番近道】
他人のブログを見ていると、「この人の文章、読みやすい!」と思うことがありませんか?
そのように読みやすい文章を書く人の「真似」をするのも、文章力を上げるための近道と言ってよいでしょう。
「真似」と言うと抵抗があるかもしれませんが(私も抵抗がありました)何も「真似」は悪いことではありません。
文章をそのまんまコピーするような「パクリ」は絶対にダメですが、読みやすい文章を作る人を分析して「真似る」のは非常によい方法です。そこを混同しないようにしましょう。
私も、あるプロブロガーのブログを見ることで、文章術を真似ました。具体的には以下の通り。
- リード文の書き方
- 改行のタイミング・文字数
- 箇条書きの使い方
- 画像を入れるタイミング
- タイトル・見出しの構成
- 句読点のタイミング
このように、かなり細かい要素まで真似ると、半年前の私の文章と比べたらかなり読みやすい文章が書けるようになったかな、と思います。
細かい要素まで真似するのがポイントですよ!
3.文章力に関する本を読む
文章力に関する本を読むのも、読みやすい文章を作るコツです。
私が推薦する本は以下の通り。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
特に「文章構成」に関しては実践的な内容が書いてあり、初心者にもわかりやすい表現で書かれています。Webライターやブロガーなどが構成の勉強をするならこれ一冊でOKです。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
SEOに関する基本的な事項がよくまとめられています。マンガを読む感覚でSEOについて学べるのが、この本が支持されている理由です。
基本知識は本を読むと身につけることができます。あとは、学んだ内容を実践するのみです。
4.添削をしてもらう
第3者に文章を見てもらい、添削をしてもらうのもありです。
添削をしてもらうと、自分だけでは気づけないようなところに気づくことができます。
Twitterなどには、ブログで生活費を稼ぐほどの成果を出している方がゴロゴロいます。
そのような方々にお願いしてみるのもありですね。お金を払ってでも添削をしてもらう価値はあるかと思います。
あとは、ブログやライターに関するオンラインサロンも多数あります。
目安としては、月額3,000円ほどで入会できるので、必要経費として自分の成長に繋げていきましょう。
5.とにかく数をこなす
ブログで読みやすい文章を作るためには、「数をこなす」ことが不可欠です。
ここで紹介した事を見て、いくら知識を積み重ねても、使わなければ何の意味もありません。
改善を重ねながら、書き続ける。
これは、「書く」ことを仕事にするなら、初心者でもプロでも必要な心構えです。
読みやすい文章を書くためには、「とにかく数をこなす」ことが基本です。
ブログで読みやすい文章を書く方法まとめ
ブログで読みやすい記事を作るためのコツを紹介しました。
まとめると以下の通り。
■読みやすい文章を作るコツ
1.最初と最後に結論を書く
2.タイトルで本文の内容を伝える
3.見出しでも本文の内容を伝える
4.箇条書きを使う
5.文字装飾をする
6.専門用語は避ける
7.漢字を連続して使わないようにする
8.同じ文末が連続しないようにする
9.改行・スペース・段落を適切に使う
10.数をこなす
■読みやすい文章を作るための練習方法
1.【重要】まずは、基本に忠実に書く【オリジナリティーは後回し】
2.真似をしながら書く
3.文章力に関する本を読む
4.添削をしてもらう
5.とにかく数をこなす
と、このように、読みやすい文章を書くためのコツを紹介しました。ブログ・ライター初心者の方には、特に実践しやすい内容となっているのではないでしょうか。
今回紹介した中で特に、ブログ・ライター初心者の方に大切にしてほしいのは、「基本を守る」ことです。
なぜなら、基本を守りながら文章を書き続ける事こそが、文章力を向上させる一番の近道だからです。
基本を守る行動の例は、以下の通り。
- 文章術の本を確認しながら記事を書く
- 「あれ?この文章もっと良くならないかな?」と思った時に自分で調べる(例:「ブログ 文章術」などで調べる)
- 自分の文章を参考にしている人のサイトと見比べて、「自分の文章はどこが良いか/不足しているか」を分析する
このように、自分の文章力の向上に力を注ぐ事が重要です。
当然ですが、「コツ」というのは最初はなかなか身につきません。
なので、身につかないうちは意識して守りながら、書いて、書いて、書きまくることが重要です。
ぜひ本記事を参考にして、読みやすい文章を作れるようになりましょう!
コメント