
副業でブロガー兼Webライターをしている、「さと」です。
Webライターを始めて5ヶ月目に突入しますが、早くも独立が現実的になってきました。初心者Webライターの頃は、まさか短期間でここまでこれるとは思ってもみませんでした。
今回は、そんな初心者Webライターの方々のこんな悩みに答えます。
- 初心者Webライターが「これをやっておけばOK!」と言うことを知りたい
- 念入りに準備をしてからWebライターとしての仕事を始めたい
- 専門用語とかなしで、簡単に知りたい
- 実際のWebライターの生の情報も知りたい
Webライターという未知の職業。いざ初めてみたはいいものの、何から手をつけたらいいかわからない。
そんな悩みを私も抱えていた事があります。右も左もわからなくて不安ですよね・・・。そこで今回は、
「初心者webライターはこれをやっておけばOK!【簡単4ステップ】」
と題して、初心者Webライターに向けて、「これさえやっておけばOK!」と言えることを4つ紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 初心者Webライターとしての心構えを持つ
- 書籍で基礎学習をする
- 仕事を請ける準備をする
- Webライター初心者こそガンガン提案して受注する
Webライター初心者の方は、本記事に沿って仕事の準備を進めればOKなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
初心者Webライターとしての心構えを持つ
いきなり「心構え」などと、精神論みたいな事を言って恐縮ですが・・・
ここで紹介することを頭に入れておかないと、正直、Webライターを始めてすぐに挫折してしまう可能性があります。
具体的には以下の通り。
- 最初はなかなか稼げないのが当たり前
- 初心者だからといって、格安案件を請ける必要なし
- どれだけ稼げば生活できるか計算する
Webライターは「努力次第」で高収入を得られる職業でもあるので、道半ばで諦めてしまうのはもったいないです。
まずは基本的な考え方として、この3点を押さえておきましょう。では順番に説明していきます。
心構え①最初はなかなか稼げないのが当たり前
目安として、Webライターは「最初の3ヶ月はまず稼げません」。
ちなみに、ここでいう「稼ぐ」とは、毎月の生活費を捻出できる金額を指します。生活費は人によって異なりますが、ここでは仮に「15万円」としておきましょう。
基本的に、会社員とフリーランスの給料の上がり方は全く違います。以下の例をご覧ください。
経過月 | 会社員やアルバイト | フリーランス |
1ヶ月 | 150,000円 | 25,000円 |
2ヶ月 | 150,000円 | 50,000円 |
3ヶ月 | 150,000円 | 90,000円 |
4ヶ月 | 150,000円 | 110,000円 |
5ヶ月 | 150,000円 | 140,000円 |
収入の動き | 1年に1回の定期昇給 | 頑張り次第で変動 |
このように、収入の動きが全く違いますね。会社員のように、1ヶ月目から生活費が保証されるわけではないので、会社員のように安定して給料をもらえるわけではないことを理解しておきましょう。
会社員やアルバイト感覚の給料の入り方を想像していたら「全然稼げないじゃん!!」となり、挫折する可能性があります。
逆に言えば、フリーランスの収入は上限がありません。自分の頑張り次第であげる事ができますよ。
心構え②初心者だからといって、格安案件を請ける必要なし
- 初心者だから、安い仕事でも経験を積まなきゃ!
- 初心者のくせに、仕事を選んじゃいけないよね!
と思っている方。もうその考えをしている時点で搾取される事確定ですよ。
別に、単価0.01円でも単価1円でも経験できる事は同じです。同じ仕事するなら、報酬が高い方がいいですよね。
目安としては、「文字単価1円以下」は無視してOKです。
ちなみに、Webライターの仕事の単価の形式は、以下の2種類です。
- 文字単価(例:1文字1円だと、3,000文字書けば3,000円)
- 記事単価(例:1記事3,000文字くらいで3,000円)
Webライターの仕事を募集しているサイトである「ランサーズ」などでは、毎日様々なWebライターの仕事が更新されます。(詳細は以下図)

このように、様々な案件があるのですが、中には「文字単価0.05円」や「1記事3,000文字で100円」などといった格安案件も存在します。
同じ3,000文字を書いたとしても、単価の違いだけで以下のような開きが生まれます。
文字単価 | 仕事単価 | 3,000文字×20日 |
0.01円 | 30円 | 600円 |
0.1円 | 300円 | 6,000円 |
0.5円 | 1500円 | 30,000円 |
1円 | 3000円 | 60,000円 |
1.5円 | 4,500円 | 90,000円 |
月額計算したら、最大150倍の開きが生まれます。でも得られる経験値は同じですし、求められるライティング技術もさほど変わりません。
初心者だからといって、安い案件ばかり受けるのはやめましょう。
心構え③どれだけ稼げば生活できるか計算しよう【フリーランスを目指す場合】
どれだけ稼げば生活できるか計算することは、
「いったいどれだけ稼げばいいんだろう?」といった漠然とした不安を取り除くためだったり、「これだけ稼げばいいんだな!」といった目標の設定にも有効です。
試しに、月にかかる生活費を試算してみましょう。
支出項目 | 支出 |
家賃 | 40,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
通信費 | 5,000円 |
所得税・住民税(月割) | 13,000円 |
国保・国民年金 | 35,000円 |
食費 | 20,000円 |
交際費その他 | 20,000円 |
合計 | 143,000円 |
このような感じになります。この計算だと、ざっと15万円あれば生活できますね。(貯金はできませんが)
ちなみに、
- 所得税
- 住民税
- 国民健康保険(国保)
- 国民年金
は、フリーランスになると自分で収めなければならないので、計算に含むのを忘れないようにしましょう。
初心者Webライターにおすすめの書籍で基礎学習をする【2冊でOK】

Webライターに求められる最低限の知識は、「文章術」と「SEO」についての知識です。以下で紹介する2冊を読んでおけば、基本を抑えることは可能なのでぜひ読んでおきましょう。
私が実際に読んだ書籍の中でも、特にわかりやすかった2冊を紹介します。
「基本的な文章術」を学ぶなら、これさえ読んでおけば大丈夫です。
文章の構成や、言葉の使い方などの基本的な事項を一から学ぶ事ができます。大手エンタメメディア「ナタリー」の初代編集長が、「ナタリー」の運営に使用したノウハウを解説しています。
「SEO」を学ぶなら、これさえ読んでおけば大丈夫です。
漫画形式でSEOについて紹介されており、非常に読みやすいのが魅力です。このような書籍は他にはないので、ぜひ一読しておきましょう。
2冊合わせて3,000円くらいなので、ライティング案件を1件受注すれば余裕でもとを取る事ができます。
ケチらず、初期投資だと思って購入しておきましょう。
すでにSEOの基礎知識がある人におすすめの本は?
すでにある程度SEOの知識がある人におすすめの本はこちら。
ユーザビリティを高めるための「ユーザー向けのSEO」と検索エンジンに効果のある「ロボット向けのSEO」、この双方のSEOを意識したWebライティングの方法を解説しています。
SEOの基礎知識を身につけ、さらに効果的なSEO対策の技術を身に付けたい人にはおすすめです。
Webライターとしての仕事を請ける準備をする【自分を良く見せる方法】

それでは、Webライターとしての仕事を請ける(受注する)準備をしていきましょう。
手順は以下の通り。
- クラウドソーシングに登録する
- プロフィールを書く
順番に解説します。
受注準備①クラウドソーシングに登録する
Webライターの仕事を受注するには、「クラウドソーシング」のサイトに登録する事が必須です。
とりあえず、以下の2サイトに登録しておきましょう。
両サイトとも、クラウドソーシング業界の最大手サイトなので、ライティング案件も毎日増加しています。仕事が無くなったりすることはないので安心ですね。
受注準備②プロフィールを書く【ガッツリこだわるべし】
各クラウドソーシングのサイトには、「プロフィール」を設定しましょう。
仕事を依頼するクライアントは、「この人に仕事を任せても大丈夫かな?」という判断材料として、プロフィールを見ます。
つまり、適当なプロフィールやうまく書かれていないプロフィールだと、仕事をもらえなくなってしまいます。
なので、プロフィールをしっかり作り込む事が必要です。
プロフィールの内容は、以下の内容が入っていればOKです。
- 実績(記事URLや検索順位なども載せるとよい)
- 副業ライターか本業ライターか
- 所有スキル(WordPress操作・Microsoft Wordなど)
「実績」については、初心者ライターの方はないかと思うので、代わりの何かを入れると良いです。例えば、
- ブログ運営をしていれば「URL・PV数・収益など」
- 所有スキルがあれば更に記載
- 「納期遵守」や「早め納品」などの文言
などが挙げられます。
実績があってもなくても、「クライアントや読者にどのような価値提供ができるか」を重視してプロフィールを書きましょう。
Webライター初心者こそガンガン提案して受注する【まずは提案数をこなす】

プロフィールなどの準備が整ったら、いよいよ受注に向けて、提案をしていきましょう。
具体的には以下の通り。
- 提案文にこだわる。【提案文の構成テンプレ】
- 「数をこなす→改善」の繰り返し。
順番に解説していきます。
受注方法①Webライターの提案文は「価値提供」を重視せよ。
「提案文」とは、クライアントが募集している案件に対して、ライターが「私、この仕事やります!」という際にクライアントに送る文章のことを言います。
就活でいうところの「履歴書」や「職務経歴書」のようなものです。
この「提案文」も、「プロフィール」同様クライアントが重視する項目でして、うまく書けるかどうかで、受注されるかどうかが決定します。
盛り込むべき内容は以下の通り。
- 「メディアの目的」を考える。
- 自分は、依頼者にどんな価値提供ができるか示す。
- 提案文は簡潔に読みやすくする。
「メディアの目的」とは、その名の通り「メディアが達成したいこと」という意味です。
例えば、寝具メーカーが運営している「寝具についてのブログ」に記載する記事を書いて欲しい!という依頼であれば、
- 自社の寝具を購入してほしい
- 寝具を体験して、口コミなどで広げてほしい
などの目的が見えてきますよね。これが「メディアの目的」です。
「価値提供」とは、自分がクライアントや読者に対してどんなメリットをもたらす事ができるか、という意味です。
- 自社の寝具を購入してほしい
- 寝具を体験して、口コミなどで広げてほしい
というメディアの目的に対して、
- 寝具を購入したいと思ってもらう
- より多くの人に知ってもらうために、口コミを促す事ができる(自分自身がSNSなどで発信できる)
などの「価値提供」ができる事をクライアントに伝えられたらOKです。
あとは、読みやすいのは最低条件なので、「改行なし」「句読点なし」などはクライアントとしても読みづらいのでやめましょう。
ちなみに「提案文」の作り方についてわかりやすく解説した記事があるので、参考までにどうぞ。
【受注率90%】初心者ライター必見。提案文の作り方3ステップ!
(「【価値提供】自分は、依頼者にどんな価値提供ができるか示す(重要)」の段落を参照のこと)
受注方法②「数をこなす→改善」の繰り返し。
あとは、数をこなしつつ改善を繰り返しましょう。
最初の1・2ヶ月のうちは、10〜20件の提案に1つ合格できればいい方なので、へこたれず頑張りましょう。
初心者Webライターがやるべき事4ステップまとめ

本記事では、初心者Webライター向けに、「これさえやっておけばOK!」と言えることを4つ紹介しました。
具体的には以下の通り。
- 初心者Webライターとしての心構えを持つ
- 書籍で基礎学習をする
- 仕事を請ける準備をする
- Webライター初心者こそガンガン提案して受注する
Webライターは、努力次第で高収入が望める職種と言えます。
しかし、初心者のうちはなかなか成果が出ず、不安になってくるもの。コツコツと努力を積み上げた人にのみ成果が現れる世界なので、地道にやっていきましょう。
ぜひ本記事を参考にして、Webライターとしてのスタートダッシュを切りましょう!
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