ブロガー兼Webライターの「さと」です。
最近はライター業に注力しており、7月はおかげさまで多くのお仕事を頂いております。
今では文章を書くことが生活の一部になっており、楽しく収入を得ることができています。
今回は、Webライターに関する記事を書いていきます。初心者ライターは必見の内容ですよ!
「さあ、クラウドソーシングにも登録できたし、早速仕事を受注するぞ!!」
と意気込む、Webライター初心者の方がぶつかる最初の壁。
それはズバリ、「提案文」です。
正直、「提案文」って何を書いたらいいかわからないし、どうすれば提案が通るのかもわからないですよね。私も同じ悩みを抱えていました。
「提案文」を書いて提案が通らなければ仕事をすることもできません。
文章力の向上が目的で始めた方も、稼ぐ目的で始めた方も、仕事を始められないとその目的は達成できません。
そこで今回は、
- クラウドソーシングでライター案件を受注したい人
- 提案文に悩んでいる人
- そもそも「提案文」ってなに?
このような方々に向けて、以下について解説します。
- 提案文ってなに?
- 採用される提案文の作りかた(3ステップで紹介)
本記事では、実際に私が提案する際に「受注率90%」を叩き出した方法を惜しみなく紹介します。
ライター実績がまだない初心者の方でも、簡単に実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
提案文って?
そもそも、提案文とは、一体何のことでしょう。
「提案文」は、もともとビジネス文書の名称ですが、クラウドソーシングにおける「提案文」を指すのは、以下の内容のものです。
主にクラウドソーシングのサイトから自分に適した仕事を見つけ、仕事の依頼者(クライアント)に対して、「この仕事、私にやらせてください!」と提案すること。
つまり、仕事を始める第一歩です。
クライアントは、この「提案文」をもとに、「仕事を任せられる相手かどうか」を判断するので、この「提案文」は非常に重要な文章と言えます。
提案文で、仕事がもらえるかどうかが決まる。
結論から言うと、提案文の良し悪しで、仕事がもらえるかどうかが決まってしまいます。
クライアント側からしたら、「大きい実績がある人」や「誠意を持って仕事に取り組んでくれる人」に対して仕事を頼みたいですよね。
中には、1つの仕事に対して30件以上もの提案が来ているクライアントもいます。
そのような仕事の競争率はより高くなるのが事実。
いくら「がんばります!!」「この仕事、やらせてください!!」などと一方的に熱意を伝えても、クライアントは魅力を感じません。
恋愛の駆け引きと同じですね。
仕事をもらうために大切なのは、クライアントにとって魅力を感じさせる提案文を作ること。
この「魅力ある提案文」の作り方を、後ほど解説します。
仕事をもらうために、初心者ライターは提案文の書き方から学ぼう。
では、初心者ライターの皆様。最初にやるべき事は決まりましたね。
まずは「クライアントにとって魅力のある提案文の書き方」を、本記事を通して学んでいきましょう。
「提案文」は仕事の入り口です。
まずは提案文を極めて、仕事を受注できるようになるところからスタートしましょう!
採用される提案文の作り方【受注率90%超えました】
それではいよいよ本題になります。
ここでは、私がクラウドソーシング上の仕事に提案する際に「受注率90%」を叩き出した、「提案文の作り方」を惜しみなく紹介します。
改善前と改善後の効果は以下の通り。
【改善前】2019年4月
- 受注件数 10記事
- 執筆した文字数 40,000文字
- 収益 約25,000円
【改善後】2019年6月
- 受注件数 20記事
- 執筆した文字数 89,000文字
- 収益 約95,000円
実績が増えたりしたのも要因の一つですが、提案文にこだわり抜いた結果、2ヶ月で収益が約4倍に膨れ上がりました。
今では3つの企業様から、契約を頂いております。
今回紹介する「提案文の作り方」は、大きく分けて以下の3ステップ。
- 【目的確認】「メディアの目的」を考える
- 【価値提供】自分は、依頼者にどんな価値提供ができるか示す
- 【簡潔明瞭】提案文は簡潔に読みやすくする
この順番で紹介していきます。
「ランサーズ」でも「クラウドワークス」でも問題なく使える方法なので、どちらのユーザーでも活用できる方法なのでぜひ試してみてください!
1.【目的確認】「メディアの目的」を考える(依頼文読んでるアピール)
まず第1ステップに、「メディアの目的」を確認をしましょう。
Webライターの仕事を依頼しているクライアントは、必ず何かしら「メディアの目的」を持っています。
メディアの目的とは、「そのメディアで何を達成したいか」と言うこと。
- 自社商品を売りたい
- アフィリエイトで収入を得たい
- SEO対策のために記事を量産したい 等。
このように、メディアによって異なる様々な目的を「想像」して「確認」することが重要です。
「メディアの目的」が受注者とクライアントの共通理解になっていれば、仕事も進めやすくなりますし、
「私、あなたの提案文しっかり読んでますよ!」と言うアピールにもなります。
何よりお互いに「安心感」を持って仕事できるのがいいですね。
では、実際に「メディアの目的」の見つけ方を見ていきましょう。
今回は、私が実際に提案して受注できた例を紹介します。
1-1.実例から、「メディアの目的」を見つける方法を学ぼう。
早速、「メディアの目的」を見つける方法を見ていきましょう。まず、依頼主(クライアント)の情報から。
例)依頼主の情報(一部変えています)
- 運営会社:中古カメラの販売・買取を行っている会社
- メディア:カメラ初心者向けに「写真の撮り方」「機材の選び方」などをブログ形式で紹介しているメディア(オウンドメディア)
- 依頼内容:「カメラ 安い」のキーワードで記事を作って欲しい
このような条件のクライアントだったとします。(依頼文などに書いてある情報をもとにしています)
では、この会社が運営しているメディアの目的はどんなものが想定されるでしょうか?
例えば、以下のような目的が考えられます。
「趣味としてカメラを始めたいけど、高くてなかなか手を出せない。なんとか安くて良質なカメラを手に入れる方法はないだろうか。」
上記の悩みを抱えている顧客に対して、
- 中古で買うと、安くカメラを始められる。
- 中古は抵抗があると言う人もいるが、実際はそんなことない。
- 自社の中古販売なら、他社よりお得な価格で販売できる。
と言う情報を伝えることで、自社商品である「中古カメラ」を買ってもらう。
といった目的が読み取れます。
では、こうして読み取った目的を、クライアントにどう伝えればいいのでしょうか。実際の提案文を例として、見てみましょう。
1-2.「メディアの目的」を提案文でアピールしよう。
クライアントが公開している情報(依頼文など)から、「メディアの目的」がわかりました。
では、この「メディアの目的」を考えているよ!と言うことを、「提案文」を通してアピールしましょう。
例文がこちら。(自己紹介などは省いています)
今回提案させて頂いた理由は、
私自身「カメラ」を趣味にしており、中古ショップにて良質なカメラを購入して愛用しているためです。その実体験を活かして、
「安くカメラを始めたい」と言う人向けに、記事を執筆することができると思い、本案件に提案させていただきました。
このように、相手に「メディアの目的」を想像しつつ、
「自分ができること=(「安くカメラを始めたい」と言う人向けに、記事を執筆することができる)」を盛り込むことで、
- 自分のメディアを一緒に盛り上げようとしてくれている
- この人になら仕事を依頼できる
と言う感情をクライアントに感じてもらうことができます。
結果として、受注できる確率が上がるので、「メディアの目的」を考えることは欠かせません。
2.【価値提供】自分は、依頼者にどんな価値提供ができるか示す(重要)
次に、「自分は依頼者にどんな価値を与えることができるか」を示しましょう。
これが最も重要な項目でして、提案文を通してうまく価値提供できるかどうかによって、仕事を受注できるかどうかが決まってきます。
「価値提供」にあたって大切な考え方は、「クライアント目線」。
「クライアントになったことないから無理だよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、ご心配なく。
実は意外と簡単にできてしまいます。
では、実際にクライアントの立場に立ってみて、「どんなライターだったら仕事を任せたいか」を想像してみましょう。
2-1.クライアントの立場に立って想像してみよう。
実際にクライアントの立場になってみて、「どんなライターだったら仕事を任せたいか」を想像してみましょう。
例えば、自分が「マッチングアプリを運営している会社の社員」だった場合。
「自社のマッチングアプリをダウンロードして欲しい」がメディアの目的だとしましょう。
その場合、クライアントとなる企業が求める「理想のライター像」は、
- うまくダウンロードを促す文章を書けるライターがいい
- マッチングアプリに関する記事について実績があったほうが安心
- SEOについての基礎知識があると嬉しい
- 連絡の反応が早いとなお嬉しい
- 継続して依頼できるライターがほしい
ざっとこのような感じで想像できますね。
あとは、これらの「理想のライター像」に沿って、「自分はどんな価値が提供できるか」を提案文に乗せて伝えましょう。
2-2.「価値提供」を提案文でアピールしよう。
クライアントが求める「理想のライター像=価値」がわかったところで、
早速「自分がクライアントに対してどのような価値を提供できるか」を提案文に乗せて伝えましょう。
例文は以下の通り(内容は実際のものと大きく変更しています)。
私は、過去に「マッチングアプリ」についての記事を、3,000文字程度で10記事執筆した経験があります。
また、「20代 マッチングアプリ おすすめ」のキーワードにおいて、検索順1位に表示された経験もございます。(※記事URL)
このことから、SEO対策についても問題なく行うことができます。
以上2つの理由のため、御社のご期待に添えるかと存じます。
このように提案文に盛り込むことができたら、クライアントにとっては魅力的なライターに映ります。
提案文を通して「価値提供」を適切に行えるかどうかが、仕事を受注できるかどうかの鍵といっても過言ではありません。
3.【簡潔明瞭】提案文は簡潔に読みやすくする(文が長いと、見られません)
最後に、以下のことに注意して文章を読み返してみましょう。
- 簡潔に書かれているかどうか
- 無駄な情報・重複した情報がないか
- 改行・行間が適切に挟まれているか
必要な事項を提案文に盛り込むことは大切です。
しかし長々と書いても、クライアントとしては読む気が失せると言うもの。
中には1つの仕事に対して30件前後の提案文が届く発注者もいるので、長々書かれていると見る気を無くしてしまいます。(先輩ライター談)
今一度自分の文章を読み返してみて、「簡潔で読みやすいかどうか」を再確認しましょう。
” 受注できる”提案文の作り方3ステップまとめ
本記事では、Webライターが仕事を受ける際に必要な「提案文」について深掘りしていきました。
まとめると以下の通り。
- 提案文で、仕事が貰えるか否かが決まる
- 初心者ライターは、提案文の書き方から学ぶのが良い。
提案文の良し悪しで、仕事をもらえるかもらえないかが大きく変わってきます。それほど重要な「提案文」。
初心者ライターはまずこの「提案文」の書き方から、勉強していくと良いでしょう。まずは実際に手を動かして仕事をしてみるのが大切なので。
そして、本題である”受注できる”提案文を作る3つのステップは以下の通りでしたね。
- 1.【目的確認】「メディアの目的」を考える。
- 2.【価値提供】自分は、依頼者にどんな価値提供ができるか示す。
- 3.【簡潔明瞭】提案文は簡潔に読みやすくする。
この3つのポイントを押さえて提案文を書くことで、仕事の受注率もグンと上がります。
正直、実績のまだない初心者ライターのうちは、なかなかライティング案件を受注することができません。
10件提案して1件受注できればいい方でした。(はっきりいって提案だけで消耗戦でした・・・)
しかし、ライターを初めて3ヶ月くらいになると、受注率も90%を超えるようになりました。
正しい知識をつけて、従来の提案文の書き方を見直したおかげです。
是非みなさんも本記事を参考にしていただき、”受かる”提案文の作り方をマスターしましょう!
ブロガー・ライターに読んでほしい記事①↓↓
【ブロガー・ライター必見!】文章に説得力を持たせるための方法。
ブロガー・ライターに読んでほしい記事②↓↓
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