こんにちは!ブロガー兼Webライターの掛け持ちをしている、さとと申します!
突然ですが、記事や論文を書いているときにこの様な悩みを抱えたことはありませんか?
- 自分の文章を読み返してみても、どうも信憑性に欠ける。
- 説得力のある文章を書きたい。
この様に自分で書いた文章を客観的に見ることができるのは素晴らしいのですが、
文章の「根拠」がないと、いざ読者が見たときに
- 「ここに書いてあること、本当かな。」
- 「文章が読みにくい。わかりにくい。」
- 「何を根拠にしていってるのかしら。」
と感じてサイトから離脱してしまうことにもなりかねません。
本記事では、実際に私が実践した、文章に「根拠」をつける有効な手段として
- 「数字」を用いた文章の根拠づけの方法
- 「心理学」を用いた文章の根拠づけの方法
- 「データ・統計」を用いた文章の根拠づけの方法
- 「権威」を用いた文章の根拠づけの方法
について解説していきます。
これらの方法が身につけば、ブログ記事やコピーライティングの説得力向上に繫がります。文章の説得力はぐっと上昇するので、ぜひこの方法を活用しましょう!
文章に信頼性を持たせるための方法とは?
文章に説得力を持たせるためには、「理由を裏付ける根拠」が必要です。
例えばこの様な文章を並べられたときに、どちらの文章が信頼できるでしょうか。
例1)この店のラーメンは美味しいからおすすめ!
例2)この店のラーメンは、食べログで4.8の評価があって、さらにあのグルメ評論家も太鼓判を押している店なのでおすすめ!
おそらく誰もが「例2」の文章を信頼するはずです。
「例2」では「この店のラーメンをおすすめする理由」が詳細に書かれていることで説得力が増しているのがわかります。
「例1」のように「ただおすすめしている文章」に比べて、圧倒的な説得力がありますよね。
このように、文章に説得力を持たせるためには「理由を裏付ける根拠」が必要不可欠です。
この根拠付けの方法はいくつかあります。では一緒に見ていきましょう。
数字を活用する
文章を書く上で、最も手軽に文章に説得力を持たせる方法が「数字」を活用することです。
数字を活用した表現をすることで、読者が文章の内容・規模感などをイメージしやすくする、と言った効果が期待できます。
以下の2つの例文をご覧ください。
どちらが「どれほどの人がA政党を支持しているか」のイメージをしやすいでしょうか?
例1)有権者の過半数がA政党を支持している。
例2)3000人の有権者のうち60%である1800名がA政党を支持している。
圧倒的に例2の方が「どれほどの人がA政党を支持しているか」のイメージをしやすいですよね。
このように、ちょっとした一工夫を加えることで、文章に説得力を付加することができます。
【活用例】統計データ説明時など
文章を書く中で「数字」を活用しやすい場面を紹介します。文章作成の際に参考にしてみてください!
- アンケート結果を示す時
- データ・統計を用いる時
- その他、人数・割合・時間・金額などなど、数字で規模感を表すことができるものすべて
このように、何かと「数字」を活用できるチャンスは転がっています。
「数字」を適切な場面で活用することで、文章の信頼性を上げることができるので、ぜひ積極的に活用していきましょう!
図・表を用いて見やすくする
先ほど説明した「数字」とセットで活用すると効果が発揮されるのが「図・表」の活用です。
数字の活用は、手軽に文章の説得力を持たせることができますが、場合によっては「図・表」で表現した方がわかりやすい場合があります。
例えば、以下の例文のような場合は、「図・表」で表現した方が読者の可読性にも寄与するので、わかりやすい記事になるでしょう。
例)3000人の有権者のうち60%である1800名がA政党、30%の900名がB政党、10%の300名がその他の政党を支持しています。
このように、「数値で表すことができるデータが複数ある場合」は、「図・表」を用いるのが望ましいでしょう。
公式サイトのデータを引用するのも可能。
「図・表」で表現すると視覚的にもイメージしやすく、読者の可読性向上にもつながります。
とはいえ、自分でグラフを作成して、それをスクリーンショットするなどするのは、意外と労力がかかるもの。
調査を自分でするのならば、なおさら労力がかかります。
そこで活躍するのが、「公式サイトのデータを引用する」という方法。
「え?!権利問題とか大丈夫なの?」と思うかも知れませんが、ここが、誤解されやすいポイントなんです。
簡単にいうと、「引用」はOKで、「コピー」はNG。
正しい手順を踏めば、「引用」という方法は自分の主張を裏付けるための強い味方になってくれます。ここで、「引用」と「コピー」の違いを解説します。
【引用】自分の主張の説得力を高めるために、他人の著書や文献の一部から、文章やデータを引くこと。
引いた際には、引用元の記載をすること。
【コピー】他人の著書や文献に記載されている主張を、さも自分の主張かのように紹介すること。
引用元の記載は行なっていない。
このように、「引用」と「コピー」には大きく違いがあるのがわかります。
また、「コピー」を行うと、Googleにコピーコンテンツとみなされ、ペナルティを受けることで、検索順位を落とされる、といった事態にもなりかねません。
安心かつ確実に文章の信頼性を上げるには、正しい手順で「引用」を行いましょう!
【活用例】アンケート結果の提示など
こちらも、「数字」同様、活用しやすい場面は以下の通りとなっております。
- アンケート結果を示す時
- データ・統計を用いる時
- その他、人数・割合・時間・金額などなど、数字で規模感を表すことができるものすべて
数字で表現したものの補助手段として、「図・表」を活用しましょう。
心理学を用いる
「心理学」とは、人間の行動原理や心の状態を、科学的な視点で研究しているものの総称です。
例えば、「なぜこの男性はモテるのか?」と言ったことも、「心理学」を根拠に説明をすることも可能なんです。
この心理学を、文章における「主張」の根拠として活用することで、文章に説得力を持たせることが可能です。
主張をしたはいいものの、その主張を裏付ける根拠がなければ、どうしても主観の成分が多めの「言ったもの勝ち」な文章になりがち。
受け手によっては、「これ、何を根拠にして言っているの?」「この人の言っている事、本当かなあ。」などと不信感を抱かれてしまい、
「読者の離脱」と言った事態にもなりかねません。
心理学を「主張」の根拠として活用した例文を見てみましょう。
心理学を用いた文章の例
突然ですが、「サブリミナル効果」や「返報性の原理」などと言った言葉を聞いたことがありますか?
何だか聞きなれない言葉なので、小難しい印象がありますよね。
これらは、心理学で提唱されている効果や原理の名称です。
例1)バレンタインデーにチョコレートをもらった時、人は「何かお返しをしなければいけない」と思うもの。
例2)バレンタインデーにチョコレートをもらった時、人は「何かお返しをしなければいけない」と思うもの。
この心理を、心理学では「返報性の原理」と呼びます。
「返報性の原理」とは、誰かから何か施しを受けた時に「何かお礼をしないと申し訳ない」と感じる原理のことです。
バレンタインデーにチョコレートをもらった時に「何かお返しをしないといけない」と感じるのは、この「返報性の原理」が働いているから、とも言えます。
例1のような文章だと、「何かお返しをしないと申し訳ない」という主張の根拠が説明されていません。
まさに先ほど説明したような「言ったもの勝ち」な文章になってしまいますよね。
対して、例2のような文章であれば「返報性の原理」と言ったように、心理学に基づいた根拠を記載することで、文章の信頼度が上昇します。
このように、文章の根拠づけには心理学を活用することも有効ですので、活用していきましょう。
【活用例】恋愛記事など
「心理学」の理論は、「恋愛記事」を書くときに強い効果を発揮します。
先ほども説明した通り「心理学」とは、
人間の行動原理や心の状態を、科学的な視点で研究しているものの総称ですので、
気になるあの子の恋愛心理も「心理学」を根拠に説明ができます。(もちろん個人差はあります)
そして、2019年5月現在、恋愛関係の記事でしっかり根拠づけされている記事はあまり存在しません。
試しに、Google検索で「モテる方法」と検索してみて、上位に表示されているページを見てみてください。その理由がわかるはずです。
なので、恋愛関係の記事を書いているときに「心理学の活用」などの方法で根拠づけができたら、Googleに有益とみなされ検索上位に食い込める可能性もあるかも知れません。
恋愛関係の記事には是非実践してみる価値ありです!
権威を用いる
文章に説得力を持たせるには、「権威を用いる」ことも手段の一つです。
ここでいう「権威」とは、「著名人・専門家の主張」や「権威ある大学などの論文」などが挙げられます。
一般人が「ここの店美味しいよ!」というより、有名なグルメ評論家が「ここの店美味しいよ!」という方が説得力がありますよね。
このように、同じ主張があったとしても、発言者が違うと説得力が変わってしまいます。
人は、自分よりも地位が高い人、自分よりも深い専門知識を有している人の主張に従う傾向があります。
これを「権威性」と言います。
この「権威性」を利用して、文章に説得力を持たせることが可能です。
著名人や専門家の主張を引用する
先ほど説明した「著名人や専門家の主張」も、文章に「権威性」を持たせるのに適しています。
同じ内容の主張をしていても、発信者が違うだけで受け手への伝わり方は大きく異なってきます。
では、以下の例文をご覧ください。
例1)友人が「ここのお店のオムライス美味しいよ!」と言っていた。
例2)あの有名なグルメ評論家A氏が、「ここのお店のオムライス美味しいよ!」と言っていた。
これは、同じ店の同じオムライスを紹介するだけの文章ですが、「あの有名なグルメ評論家A氏」という文言を入れるだけで、例2の文章の信頼度はグンと上昇していることと思います。
つまり、「権威性」が大きく上がっていることがわかりますよね。
このように、著名人や専門家の主張を、自分の主張とセットにする事で、自分の主張の信頼度をグンと引き上げることが可能なのです。
権威ある大学などの論文を引用する
権威ある大学の論文や研究結果などを引用することでも、主張の信頼度を高め、文章に「権威性」を付与することができます。
例えば、本文の最初に以下のような文言をくわえると読者はどう感じるでしょうか?
「ハーバード大学の1996年の研究によると・・・」
「〇〇医科大学が20代男女5000人を対象に行った研究によると・・・」
このように、名の知れている組織が行なった研究や調査は、記事の権威性を高めるにはうってつけです。
自力で同種の調査をするよりも、名の知れている組織が行なった研究や調査データを引用する方が、わかりやすい上に記事の信頼度も向上します。
【活用例】商品紹介記事など
このように、文章に「権威性」を持たせることによって文章の信頼度が大きく向上する記事の一つに、
「商品紹介記事」があります。
使用例としては以下の通り。
■パーソナルジムの紹介
スタイル抜群で有名な女優の○○がこのジムに通い、2ヶ月で–10kg達成しました!
■スポーツ用品の紹介
このインナーウェアは野球選手の○○がトレーニングの時に着用しているモデルです!
このように、誰もが知っている人物を紹介に盛り込む事で文章の信頼性が向上します。是非活用してみましょう!
【まとめ】記事に適した説得力のつけ方を。
いかがでしたでしょうか?
このように、文章に説得力を持たせる方法は複数あります。これら単体で使うもよし、組み合わせて使うもよし。
ここで文章に信頼性・説得力を持たせる方法と活用例を振り返ってみましょう。
- 数字を活用する
(読者が文章の内容・規模感などをイメージしやすくする)
【使用例】統計データ説明時 - 図・表を用いる
(数値で表すことができるデータが複数ある場合は、図や表を用いることで読者が内容をイメージしやすくなる)
【使用例】アンケート結果の説明 - 心理学を用いる
(人間のあらゆる行動原理の根拠を説明するのに有効)
【使用例】恋愛関係の記事 - 権威を用いる
(専門家・著名人の主張を引用する事で、情報の信頼性が増す)
【使用例】商品紹介記事
このように様々な方法があります。
書いている記事に適した説得力の付け方を見極め、「説得力のある文章」を武器にしましょう!
コメント