こんにちは。ブロガーでライターの「さと」です。
自分はユーザーに刺さる文章を書けているのだろうか?
「ユーザーに刺さる文章を書くにはどうしたらいいのか?」
ライター・ブロガーとしてレベルアップしたい!
そんな悩みや想いにお答えします。
私たちライター・ブロガーは、Web上の文章を駆使してユーザーに自分の伝えたいことを伝えるのが生業です。
ですが、ユーザーニーズを的確に調査・分析せずに独りよがりな文章を書いていては、誰にも伝わらない無意味な文章を量産するだけですし、いつまでたってもライター・ブロガーとしての価値は上がりません。
では、ユーザーニーズを掴むためにはどうしたらいいのでしょうか?
その答えは、ユーザーが何をしたくて検索しているのか?つまり「検索意図」を知ることです。
この記事では、以下について解説します。
- 検索意図とは?
- 検索意図の重要性
- クエリとは?
- クエリの3分類とコンテンツの作り方
ユーザーの検索意図をコンテンツ作成に反映することで、メディア運営における目的の達成率が上昇します。
ライター・ブロガーの皆さんはぜひこの記事を参考にして、ユーザーに刺さる文章を作れるようになりましょう!
検索意図ってなに?
検索意図とは、
- どのような状態で
- 何を知りたくて
- 何をしたいのか?
というユーザーの気持ちや思いのことです。
検索意図がわかるようになると、ユーザーにとって有益な情報が作れるようになります。
例えば、「ブログ 始め方」で検索したユーザーに対して、
- ブログを始める手順
- おすすめのブログサービス
- ブログを作る際の注意点
など、ユーザーが求めている情報(=検索意図)を的確にキャッチしたコンテンツを作れると読者にとっては有益な情報となります。
ひいてはSEO的な評価も高くなるので、アクセス数やコンバージョン率(商品購入などの目標達成率)のアップにもつながります。
これが、検索意図という言葉の意味と、検索意図を理解するべき理由です。
検索意図は3種類に分類される。
検索意図とは、
- どのような状態で
- 何を知りたくて
- 何をしたいのか?
というユーザーの気持ちや思い、と説明しましたね。私たちが検索するときには、必ず何かしらの思いがあります。例えば、
- 税金の収め方について調べたい
- 市役所のホームページを見たい
- 気になっている商品を購入したい
- 旅行先のホテルを予約したい
皆さんもこのような思いのもと、普段から検索サイトを利用しているのではないでしょうか。
上記で紹介したような検索意図は、大きく以下の3種類の「クエリ」に分けることができます。この3分類を理解しないとユーザーに刺さる的確な文章を書くことはできないので、しっかりと理解しておきましょう。
- 情報収集型クエリ(インフォメーショナルクエリ)
- 案内型クエリ(ナビゲーショナルクエリ)
- 取引型クエリ(トランザクショナルクエリ)
またややこしい言葉が出てきましたが、ここを理解しないと刺さるコンテンツは作れません。わかりやすく説明していくので、見ていきましょう。
クエリとは?
クエリとは、ユーザーが検索エンジンを使用して検索をする時に検索窓に入力する語句のことです。
ちなみにWikipediaでは、クエリについて以下のように書かれています。
クエリ(英: query、英語発音: [ˈkwɛri] 、英語発音: [ˈkwɪəri] (クウィァリ))とは、一般に一連の問い合わせの中の個々の質問を意味する。
引用:クエリ-Wikipedia
上記のことから、クエリとは検索エンジンに対する「質問」ということになります。
例えばユーザーがGoogleを使用する時は、何かしらの検索意図を持ってキーワードを打ち込みますよね?
すなわちその行為が、検索エンジンに対する質問(=クエリ)になります。
コンテンツを作る際は、自分のコンテンツがどのようなクエリで検索されるのかを予想した上で、クエリから読み取れるユーザーの検索意図に沿ってコンテンツを作る必要があります。
情報収集型クエリ(インフォメーショナルクエリ)
情報収集型クエリ(informational query)は、主に「何かを知りたい」「調べ物がある」という検索意図がある時に入力されます。
例えば、
- 車 売却 方法
- 税金 計算 方法
- フェリー チケット 買い方
- 退職届 書き方
など。皆さんもよく使うのがこの「情報収集型クエリ」ではないでしょうか?
何かを知りたい、という検索意図のある人全てがこのクエリを使うので、検索ボリューム(検索される数)は大きいですが、コンバージョン率は低いのが特徴です。
情報収集型クエリからコンテンツを作る方法
情報収集型クエリを入力するユーザーには、「情報を知りたい」「調べ物がある」などの検索意図があります。
では、この検索意図に即したコンテンツを作るにはどのようにしてコンテンツを作っていけばいいのでしょうか?
「車 売却 方法」を例にして説明していきます。検索意図を調査した上でコンテンツを作るには、ユーザーの現状→ユーザーが求めている情報→運営者の目的の順に考えていくと良いでしょう。
まず、「車 売却 方法」で検索をするユーザーは、以下のような検索意図があることが予想できます。
【1.ユーザーの現状※ユーザーは今、どのような状況か】
- 車を持っている
- 近々、車の売却を考えている
- 車を売却する方法が複数あるのは知っているが、具体的に何があるかは知らない
【2.ユーザーが求めている情報※1を踏まえて、ユーザーはどのような情報を求めているのか】
- 現在車を持っている人に向けて「車を売却する方法」を網羅的に紹介されている情報
- どの方法で車を売却するか選びたいと考えられるので、それぞれのメリット・デメリットを比較されている情報
【3.運営者の目的※2に基づいてコンテンツを作ることにより達成できる運営者の目的】
- 車買取サービスを詳しく比較した記事への誘導(その記事内には車買取サービスへのアフィリエイトリンクが貼られている)
- 車買取サービスのホームページに誘導
一般的には、情報収集型クエリで検索するユーザーは「情報を知りたい」「自分におすすめのサービスを知りたい」といった人がほとんどです。
「車 売却 方法」と検索するのなら、先ほど紹介したように、「車を売却する方法を網羅的に紹介したコンテンツ」と想像できますね。
なので、「車 売却 方法」というキーワードで検索するユーザーに対していきなりおすすめの車買取サービスの紹介をする記事などは、ミスマッチであり、「ユーザーに刺さらないコンテンツ」となってしまいます。
情報収集型クエリで検索する人には、情報をわかりやすく解説せよ!
情報収集型クエリに関して、「車 売却 方法」のキーワードを例にとって解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
情報収集型クエリに関してまとめると以下の通り。
- 情報収集型クエリを入力するユーザーには、情報を知りたい・調べ物がある、などの検索意図がある。
- 情報収集型クエリには「車 売却 方法」「退職届 書き方」などがある。
- 例えば「車 売却 方法」と検索する人に求められる情報は、「車を売却する方法を網羅的に紹介したコンテンツ」と想像がつく。
- 車を売却する方法を網羅的に紹介したコンテンツを作ればよい。(しかし、「車買取サービスの比較コンテンツ」などは不適。)
検索するユーザーの意図を想像し、マッチしたコンテンツを作るようにしましょう。
案内型クエリ(ナビゲーショナルクエリ)
案内型クエリ(Navigational query)は、主に「特定のサービスを利用したい」という検索意図がある時に入力されます。
例えば、以下のようなキーワードが案内型クエリです。
- Amazon
- JR東日本 お問い合わせ
- ガリバー 資料請求
皆さんも、Amazonで買い物をしたいときや特定の会社の公式ホームページを見たいと思った時に、会社名やサービス名などの固有名詞で検索をすると思います。これが「案内型クエリ」です。
先ほど解説した情報収集型クエリから検索されたサイトが知名度を上げ、会社名やサイト名などの固有名詞で検索されるようになります。
ユーザーにとっては「この会社から購入したい!」「このサイトの情報が信頼できる!」と思われている証拠なので、サービスを提供する側としては名誉なことと言えます。
案内型クエリからコンテンツを作る方法
案内型クエリで検索されるようになるには、まずサイトの知名度を上げる必要があります。先ほど紹介した「Amazon」「JR東日本」のように広く世間に認識されないとまず固有名詞での検索はされません。
ですので、先ほど紹介した「案内型クエリ」と、この後に紹介する「取引型クエリ」を深く理解した上でコンテンツを作りましょう。
適切なコンテンツを作ってGoogleに評価(=SEO対策に成功)すれば、サイトの知名度は勝手についてきます。
取引型クエリ(トランザクショナルクエリ)
取引型クエリ(Transactional query)はユーザーが何かしらの行動を起こしたい、という検索意図がある場合に入力されるキーワードです。
ここでいう行動とは、購入や予約などの取引の事を言います。例えば、以下のようなキーワードが取引型クエリです。
- 車買取サービス 資料請求
- 引っ越し 見積もり
- iPhone11 お得に買う
これらのクエリは、検索ボリュームは小さいですが、コンバージョン率が高い特徴があります。
なぜなら、「資料請求」「見積もり」「買う」のように、具体的な意図があるユーザーは、何かしらのアクションを起こす一歩手前の状態であると言えます。
つまり、もうすぐでコンバージョンするユーザーであるという事です。サイト運営者としては、このユーザーは何としても獲得したいところですよね。逃したら非常にもったいないです。
したがって、取引型クエリに基づいて適切なコンテンツを作ることが求められます。
取引型クエリからコンテンツを作る方法
取引型クエリを入力するユーザーには、
何かしらの行動を起こしたい(購入・契約・資料請求・見積もりなど)という検索意図があります。
では、この検索意図に即したコンテンツを作るにはどのようにコンテンツを作ればいいのでしょうか?
「車買取サービス 資料請求」を例にして説明していきます。
【1.ユーザーの現状】
- 車を持っている
- 近々、車の売却を考えている
- 車買取サービスで車を売ろうと考えている
【2.ユーザーが求めている情報】
- 複数ある車買取サービスのメリット・デメリットを比較している情報
- 最も高く買い取ってくれる車買取サービス
- 車種・走行距離・年式などによって買取額はどう変わるか
- 買取前の準備などもあると嬉しい
- より高額で買い取ってもらうための方法もあると嬉しい
【3.運営者の目的】
- 車買取サービスのアフィリエイトリンクから、車買取サービスのホームページに誘導
- 見積もり・契約などのコンバージョンも狙う
一般的には、取引型クエリで検索するユーザーは「何かしらのアクションを起こしたい」という意図を持つ人がほとんどです。
「車買取サービス 資料請求」と検索するのなら、「複数の車買取サービスのデメリット・メリットを紹介したコンテンツ」を作れば、ユーザーにとって有益なコンテンツになります。
大事なことなので何度も言いますが、取引型クエリはコンバージョンの一歩手前のユーザーが入力します。
したがって、取引型クエリで検索するユーザーはそのほとんどが「逃したらもったいないお客さん」ということになります。コンバージョンのチャンスを逃さないためにも、ユーザーが求めている情報を網羅的にまとめたコンテンツの作成を心がけましょう。
【まとめ】3種類のクエリを理解して「検索意図」を捉えたコンテンツを作ろう!
この記事では「ユーザーの検索意図」を捉えたコンテンツの作り方を、以下の内容で解説しました。
- 検索意図とは?
- 検索意図の重要性
- クエリとは?
- クエリの3分類とコンテンツの作り方
ユーザーは、様々な検索意図を持って検索エンジンにキーワードを打ち込みます。このときの語句を総称して「クエリ」と呼びます。クエリには、大きく分けて以下の3つの分類に分けられます。
- 情報収集型クエリ(インフォメーショナルクエリ)
- 案内型クエリ(ナビゲーショナルクエリ)
- 取引型クエリ(トランザクショナルクエリ)
特に、情報収集型クエリと取引型クエリの2つではクエリを入力するユーザーの検索意図が異なります。
また、案内型クエリは他の2種類のクエリで自分のサイトや会社・サービスの認知度が高くなった結果「固有名詞」で検索されるようになるクエリなので、初めから案内型クエリを狙うことはできません。
検索意図が異なることで狙っていくべきユーザー層も変わるので、これらの違いをしっかり押さえておきましょう。ぜひ皆さんも、本記事を参考にして「ユーザーに刺さるコンテンツ作り」をしていきましょう!
コメント